長岡京駅から徒歩で10分ほどのところに勝龍寺はある。



大同元年(806年)空海が開基とされる。

元の寺号は、恵解山青龍寺。

空海が大唐長安で密教を授かった恵果和尚の青龍寺と同じ名を付けたそうだ。

大干ばつ大飢饉の年に、住職千観上人の祈祷で雨が降り、龍に勝ったということから、勝龍寺と改名された。


現在は、勝運とぼけ封じのお寺として親しまれている。



修行大師。


梵鐘。


弥勒地蔵さま。
なんか珍しい。


ご本堂。


私がお参りしたときは、静かな佇まいのお寺だったが、ご祈祷や各種行事、寺ヨガなどで近隣の勝龍寺城公園とともに地域の方々が集う場所となっているようだ。


勝龍寺城公園。



元亀2年(1571年)織田信長の命を受け細川藤孝が築城。

天正6年(1578年)藤孝の嫡子忠興と明智光秀の娘玉(ガラシャ)との婚礼がこの城で執り行われた。



忠興と玉は美男美女のカップルだったそうだ。



お城を模した管理棟の2階は、歴史ミュージアムになっており、発掘調査で発見された瓦・輸入磁器や細川藤孝書状などの展示がされていた。





毎年11月第2日曜日には、「長岡京ガラシャ祭り」が催されるそうだ。

明智玉と細川忠興の婚礼を再現した華やかな行事のようだ。

機会があればみてみたい。