法相宗大本山薬師寺。

天武天皇により発願された古いお寺。

空海も当然何度も立ち寄っていたと思われる。



令和2年には、東京半蔵門の国立劇場で、声明公演「薬師寺の花会式」が上演された。

コロナ禍が迫る中、マスクをしっかりして私も鑑賞した。

そのときのプログラム。




お花で飾られた舞台での華麗で幻想的な雰囲気が心に残っている。

鬼に扮したお坊さんが走り回るのもユニークだった。


その公演の1年後に修理が完成した東塔(国宝)。



色鮮やかな西塔は、昭和56年に再建。


大講堂は、ほんとに大きいですね。

平成15年再建。



薬師寺は、中学の修学旅行以来。

お坊さんのお話が面白かった。

かなり笑いを取っていた記憶がある。


境内を歩いていたら、

「13時半から僧侶による法話が始まりますよー!」

という声が。

それは聞かなければいかんな。

ということで会場へ。


法話が始まる前から、軽妙な語り口で、前の空いている席に来るように、とお坊さん。

ジョークを交えながら、薬師寺のお坊さんの食事の話からお寺の歴史や東西両塔のお話をして下さった。

修学旅行以来だか、面白いトークは現在も続いているんだな、と思った。

最後に、お写経についてのお話。

お寺さんでお写経をお納めすると、大抵はお焚き上げをしていただくのだが、薬師寺さんにお納めすると、ずっと保管してくださるそうだ。


お話は30分くらいで終わり、会場を出てまた境内をウロウロしてたら、

「14時半から僧侶による法話が始まりますよー!」

との声が。

別の会場だったので、別のお坊さんのお話かな、と思い、会場へ。

こちらのお坊さんは、大谷徹奘さんとおっしゃり、薬師寺の執事長をされているそうだ。

普段は、日本全国を法話をして回っていらっしゃるが、今回たまたま薬師寺にいらっしゃり、ここでお話をされるとのこと。

先ほどの法話は、薬師寺についてのお話だったが、こちらは「心」のお話。

さすが年間400回法話をされているというだけあって、一味も二味も違う。

法話の最中に、スマホを出して写真を取るように言われたのは初めてだなぁ。





最後は、やっぱりお写経のおすすめ。

そして、大谷師のご著者のご案内。

購入してサインいただきました。





さすが薬師寺さん、人財豊富ですね。

次にお参りするときは、ぜひ写経道場でお写経したい。