両親は
今すぐどうこうではないが
確実に
死に向かっていて
確実に
認知症のような症状も
物忘れも
進んでいる
だからこそ
というのもあり
わたしと共に生きた
波瀾万丈な人生や
学びや今この瞬間を
意識する人生というのもあり
お互い
まだあった
強烈なエゴを出しながらも
限りなく
エゴが
削ぎ落とされていて
だから
その症状なども
物凄く良い
それは
2歳で
インフルエンザ脳症となり
重度の知的障害者
と診断されている
その後
爆発的な絵の才能を発揮した
現在24歳の息子もそうで
それは
生きながら
エゴの死を意識して生きてきた
わたしもそうで
エゴの無い
家猫たちや
野良猫たちや
動物や自然もそうだった
そして
地上天国というのは
誰もの内側に
あるものだが
でもそれを
今生で
誰もが知り
誰もが
外側の現象として
経験するかはわからなくて
経験したとしても
一瞬だったり
エゴに埋もれて
見逃しがちなのだが
ああ、
人間として
生きながら
エゴの一切無い
神の意識、世界である
地上天国というのは
この
生と死の
〝間(はざま)〟にある
この
〝ゾーン〟なのか…
と打ちひしがれ
一生懸命
自分を信じて
地面を掘っていたら
広大すぎる
無限の宇宙で
自分を信じて
探し続けていたら
物凄い宝物に
出会ったようだ…
と思った
そして
看護師である親友と
障害や認知症などを患う
利用者さんとの奇跡も
ここで起こっていたのか…
と思った