わたしが
保育園の頃から
両親は共働きだったので
母が仕事で
父が休みの日は
よく公園などに
連れて行ってくれたのだが
中でも
物凄く印象的だったのは
競艇に
連れて行かれたことだった 笑
それは
競艇内に
子どもたちが遊ぶ
公園があったからで
わたしと
2歳上の姉は
朝早く競艇に着いたら
すぐに公園に置いて行かれ 笑
そこには幾つも遊具があり
姉とは仲良く遊び
子どももたくさんいたので
お友だちになることもあった
そして
昼に父が迎えに来て
お昼を一緒に食べたら
また午後もそこに置いて行かれ 笑
まるで
保育園のように
夕方父は迎えに来た 笑
そして
父はちょっと
ヤンチャなチンピラ風で 笑
サングラスをかけて
ガムをよく噛んでいたのだが 笑
帰りに
満車の駐車場をくぐり抜け
自分の車に
たどり着くまでに
よく、その
クチャクチャと噛んだガムを
他人の車の
運転席の鍵穴に
ピタッとくっつけて 笑
「この人、どうするやろな!」
とわたしたちに言いながら
爆笑していた 爆
そしてその話を
大人になって
小さい頃の記憶が
よく残っている姉にしたら
全く知らないと言い
もちろん
母も知らず 笑
母は子どもと
競艇に行っていたことすら
多分知らず 笑
だからそれは
わたししか知らない
わたしにしか見せない
ヤンチャな父だったのかもしれない 笑
そして
わたしは
母が常識的な
真面目な人で
躾も厳しかったし
保育園に行き始め
善悪なども
分かるようになってきたので
それが
悪いことだと
当時3歳のわたしでも
分かったが 笑
父があまりにも
愉快で
楽しそうで 笑
ああ
こんな大人もいるんだ 笑
こんな大人でもいいんだ 笑
と思ったことは
一般的には
良くないことかも
しれないが 笑
圧倒的に
幸せで安心で平和な
地上天国から
どんどん分離し
緊張し始めていた
救われた
気がした