体験 2. | ブログ.

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事実は小説よりも奇なり.
Truth is stranger than fiction.

息子りんの絵と猫と, 愛する人生と.
Rin’s arts,cats,and loved life.


















わたしは
小学生くらいに
なって
















歩道を歩いている
お母さんと
大人の息子さん
という親子を見て













何か
他の親子と違う
と思うことが
たまにあった















それは
同じ親子ではなく
その時その時で
違い













横に並んでいたり
前後だったり
手を繋いでいたり
なども














その時々で
違い












息子さんが
娘さんのときも
たまにあったが













でも
周りとは
何かが違う
ということだけは
同じだった
















そして
それが
少しずつ











多分
周りからの
情報などで













障害を持つ
息子さんと
そのお母さんだと










だんだん
思うようになった













そして
それも











外からの情報なのか
内で感じたからか
その親子が醸し出していた
雰囲気からか












その全てか
それ以外の理由かは
わからないが












その光景は
可哀想で
不幸なんだと
思うようになった














そして
その30年後













わたしが
その
親子になった




























そして
思っていた通り












周りも皆悲しみ
わたしも悲しみ












それは
やっぱり
不幸だと思った














わたしも周りに
可哀想と
思われているのかな
と思ったこともあった































でも
それから
数年経った
ある日













小学生の息子と
手を繋いで
歩いているところを












たまたま見た
学校の先生が












なんて
美しい親子なの
と言ってくれ













ハッとした















そして
わたしも
だんだんと















昔の自分より
どんどん自分が
好きになっていて












もしかして
昔より
幸せなのではないか











思うように
なっていた














そして
その後も













わたしが
この体験を














何かの罰ではなく
恩恵だと
感じるたびに















この体験は
わたしたちにとって
言うひとや















羨ましい
というひとが
何人も現れた














そして
わたしも今













なんて
あの時間は














尊く
美しかったのか
と震えるようになった

































そして
それは













一般的に
悪いとされている













数年前の
元夫の失業























































ということや


























同じで




























この世的な
善悪も
幸不幸
という視点も












全て
知ったが
















この世には












それを
超えた視点では



















泣くほど
美しい体験しか
無かった
ということが
















体験で
わかった