それは
この時
友人が
産院に
向かうとき
近くに
大きな工場がある
帰宅ラッシュ時の
夕方なのに
どこもかしこも
渋滞中なのに
自分たちの
乗った
救急車だけは
一切
障害が無く
どんどん
進み
それは
モーゼが
海を割ったようで
本当に
気持ちが良かった
と言ったように
今
わたしも
一切の障害が
無くなってきたような
感覚でいて
それは
人生が
思い通り
いや
想像以上に
文学的に
芸術的に
絵画的に
純粋に
狂気的に
奇跡的に
進み始めているような
感覚で
次元が
完全に
変わってきたのを
感じている