この
息子や
猫たちの横
ヒーターの前で
うめき声をあげて
動けなくなっていた
わたしに
息子は
コンビニに行くけど
お母さん
何がいい？
と言った
そして
わたしは
え？今？
と思いながらも
朦朧とした
意識のなか
ホットの
カフェラテを
買ってきてほしい
と言った
そして
買ってきてくれたのは
アイスの
カフェラテで
思っていることより
起こってくることが
最善だと
腑に落ちているので
おお
今日はこれなんだ
と一口飲んだら
ヒーターの前で
のたうち回っていた
わたしに
ピッタリで
唸った
そして
その
約一週間後
息子が
わたしの部屋に
やってきて
コンビニに行くから
お母さんにも
何か買ってきてあげる
何がいい？
と言った
そして
先日のことを
思いだしたので
ありがとう
何でもいいよ
お任せで
と言ったら
息子は
わかった！
お任せね
と出かけて行き
ドキドキ
ワクワクしながら
待っていたら
息子が
枕元の棚に
置いてくれた
袋の中には
ホットカフェラテが
入っていて
おぉ
今日はこれなんだ
と思った
そして
蓋を開けてみたら
抹茶ラテで
もう
びっくりして
飲んだら
初めて飲んだみたいに
美味しくて
感動して
抹茶ラテが
キラキラと
輝いていて
ああ
これは
何が出るか
わからないけど
感動と興奮と
安心と喜びしかない
息子の絵が
生まれる瞬間や
子どもが生まれる
瞬間や
猫と出会う瞬間と
同じだと思い
楽しくて
発狂し
ああ
人生の全てが
お任せだけになった
と思った
