りんとの対話 ⒎ | ブログ.

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事実は小説よりも奇なり.
Truth is stranger than fiction.

息子りんの絵と猫と, 愛する人生と.
Rin’s arts,cats,and loved life.
















息子は
天気予報が
好きで














だから












台風何号が
7月に来て

19号は
9月で

9月には
祝日が
2回あって

台風が
幾つかきて

10月には
西日本に
台風がきて…













妄想なのか
想像なのか
創造なのか
予知なのか
わからないことを










今日
わたしに
話していて











わたしは










そういう
息子の










一方的な











どこに焦点を
合わせたらいいか
わからない言葉に











何度も
パニックに
なってきたが












だんだん
それが












わたしの
頭の中の
言葉だと
わかってきたら










わたしの頭の中を
静寂に
することで










息子の多弁は












わたしの前では
どんどん
無くなっていった


























でも
たまに









今日のような
息子もいて










でもわたしは
それさえも
楽しくて
仕方が無くなって










楽しんで
聞いていたのだが











今日は
ふと












それを
黙って
判断せず
何となく
聞いていて











でも
最後に
わたしが











可愛いね…
と言うと












息子は












お母さんは
黙っといて











可愛いも
言ったらアカン
と言い










わたしは
10年くらい前の









息子と
お友だちの
このやり取りを
思い出した




























そして
わたしが











ああ
そうだそうだ
と言い













これは
わたしと
息子にしか
わからない会話で












ここまで
来るのに










何百回
何千回
という











同じような
やり取りが
繰り返されてきた
ことを思い











凄いところまできた












嬉しくて
笑い泣きをしていたら
息子は













もう
罰ゲームは
終わった











引っかからなかった











と言い











わたしは
この話を
思いだした

































 奥深い山の中で、瘡の病のために捨てられた女性にでくわす。首から足の裏まで隙間なく爛れ、生臭いにおいに満ち満ちている。

 法師が「薬はないのか」と聞くと、膿汁を吸い取れば直ると聞いたが、そんなことをしてくれるものはないという。

 それならと法師は、
「寄りて、病者の胸の程を先ず舐り給ふ。身の膚泥の如し。臭きこと譬へむ方なし。大腸返て気たゆべし。」

 それでも法師は「悲しびの心深くして」「膿たる所をば、その膿汁を吸いて吐き捨てつ」。

 このようにして首より腰のあたりまで舐り下ろすと女の肌が普通になってきた。その事を法師が喜んでいると、病人に姿を変えていた菩薩が姿を現した。