わたしは
それまで一切
このひとと
結婚したい
と思ったことは
ないのに
ふと
と思い
夫と
結婚した
そして
長女が
宿ったときも
それは
一切子どもについて
考えていないとき
だったが
わたしは
号泣するくらい
それが嬉しく
子どもが生まれて
この世に
こんな愛おしいものが
存在するのかと
思った
そして
ジャニーズ
NEWS
手越くんに
夢中になったときも
特別
好きとか
善いとか
思っていたわけでは
ないのに
初めて
何となく
娘たちと行った
コンサートで
それ以来
ファンで
わが家に
突然きたときも
わたしはそれまで
猫は
どちらかというと
苦手だったが
一瞬見ただけで
涙が溢れ
それ以来
猫たちは
わたしのからだの
一部となった
そして
息子が
それが
好きとか
嫌いとか
ではなく
それは
好きや嫌い
善悪を
越えていて
それは
運命で
息子が通う
松山先生も
絵は
好きや嫌い
上手か下手かの
問題ではないんです
と言われ
そんな次元では
ないですよね
といつも二人で
話し
世の中の
有名な絵も
好き嫌いを
越えたところで
評価をされている
と
先生は言う