死 1. | ブログ.

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事実は小説よりも奇なり.
Truth is stranger than fiction.

息子りんの絵と猫と, 愛する人生と.
Rin’s arts,cats,and loved life.


















わたしは
子どもの頃から










殺人が
悪いことだとは
わかっていたし











殺人の怖さも悲しさも
子どものときなりに
わかっていたが









なぜ







なぜ
善悪があるのか








なぜ
罪は許されないのか 
とずっと思っていた











だから
漫画家
黒澤R氏の










金魚妻の中の
読んだとき











殺人に
罪も罰もなく
泣いた











そして 
ああ、殺してもいいんだ…
と発狂し










それは
結局は










それは
自分を
解放してもいい…
幸せにしてもいい…
という









喜びの
涙だった

























「優しい息子があんな風になっちゃって…どうしても許せなくてね…わたしにできる殺し方をずっと考えていたの」















「あの人、花になんて興味ないから、味噌炒めにして出したら…うふふっ…パクパク食べてたわ……死体はトイレの裏の土の中。主人って実は嫌われ者でね…誰も探しに来なかったのよ?」










「……これが私の秘密。もう、死ぬからいいわよね?」
















そして
松山先生も












無限の世界では
究極
殺人に
理由があればいいんです
と言い










それはもちろん
理由があっても
よくないことは
重々承知の上での










その
善悪を越えた
人知を超えた領域での
言葉で










わたしはその
狂っているけど
純粋な言葉に癒され










涙が溢れた












それは
解放してもいい…
ということで











人は
からで








殺意を持っていい

殺したいくらい
わたしは悲しい

という気持ちを
許したら








この世に
殺人というものは
無くなるんだ…
と思った