そして
帰国後すぐに
プログラムを
始めた
すると
常に
家中の鍵をかけ
出掛けるときは
必ず手を繋いでいたが
何度も迷子になり
その都度
死を覚悟してきた
多動は
アレルギー検査を受け
除去食をしたのが
大きかったようで
渡米後
1ヵ月で
治まった
また
人と
目を合わせない
迷子になっても
恐怖を感じないなどの
自閉傾向は
ある日
母と二人で
ランニングプログラム中に
隠れてみたら
息子が
初めてわたしたちを探し
泣きだし
母と
抱きあって
喜ぶなど
徐々になくなっていき
また言葉も
まだ単語には
なっていなかったが
話したい欲求が
どんどん現れ
単語の頭文字を
話すようになり
入院時
全盲だった視力は
リハビリを始める前から
徐々に回復してきたが
リハビリを始め
更によくなり
豆やゴマなどの
大きさも
わかるようになった
そして
抗てんかん薬を
服用していた癲癇は
発作もなくなり
薬剤除去も完了し
薬を服用中は
朦朧としていた
息子の目が
キラキラと輝き始め
わたしたちは
その後一年半
それに
夢中になった