息子とコンビニ 2. | ブログ.

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事実は小説よりも奇なり.
Truth is stranger than fiction.

息子りんの絵と猫と, 愛する人生と.
Rin’s arts,cats,and loved life.












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息子が最初に
コンビニに行き始めたのは
小学校の3年生くらいの
ときだった






重度の知的障害
と診断されている
息子だったが






好きなことをしているときには
障害を感じなかったため







お金を払うことは
難しかったが
物怖じをあまりせず







娘たちより早く
自発的に買い物に行きたい
と言い始めたことから






自宅から
歩いて1分のコンビニに
買い物に行く練習を始めた







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そして
順調に世界を広げ
成長をしていった息子だったが
6年生の下校途中






なぜかその日は
通学路でない道を一人で歩き
大通りを横切ろうとして
車にはねられた







骨折などの 
大きな怪我はなかったものの
全身打撲で
背中に大きな擦り傷ができ
足を引きずるようになり







また
車を異常に怖がるように
なったことから
1人で外出をしなくなり






一時期
買い物に行くことも
一切しなくなった









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そして
養護学校の高等部の
2年生の夏






家でも
養護学校でも
放課後デイサービスでもなく







健常も障害も関係なく
息子が生き生きと行ける場所はないか
と考えていたとき








とふと息子が言った






そして
「どこ?」
と聞くと
「わからない」
と言い






「学校でも家でも
放課後デイサービスでもないところ」
だと言うので






とわたしは言った







そして
「それはお母さんと一緒?一人?」
と聞くと
「一人」
と息子は言い






ふとそれは
コンビニの買い物ではないかと
ハッとした








そして今度は
前より更に
そこを学びの場所だと意識し
息子を見送るようになった