ある日
猫のシオンを
動物病院に連れて行ったら
先生が
「猫に怒っても無駄なんです」
そう言い
わたしはハッとした
ということは
猫は完璧なのだと
わたしはこのように
常に好きなことをして
生きてきて
特別師事する存在は
いなかったが
その都度身近な
子どもたちを
わたしの道しるべにしてきた
でも
彼らははまだ
成長するという伸びしろがあるのだが
猫にはそれさえなく
それ以上にも
それ以下にもならない
ということは
学ぶ必要がない
成長する必要がない
ということで
最初から彼らは
完璧なのだと思った