シオンが
可愛くて可愛くてたまらない
そして
この愛おしさを
表現してはいけない理由が
どこにもなく
それを
誰にも気兼ねせず
誰にも邪魔をされず
これでもかこれでもかと
表現できることが
嬉しくてたまらなくて
涙が溢れる
わたしは今まで
いかに愛を制限していたかに
気づいた
夫を子どもを自分を
愛してきたけれど
わたしはまだまだ
全力ではなかったことに
愛が尽きない世界と
愛に理由がいらない世界こそ
わたしらしく
生きられる世界だと
改めて実感し
今
初めて産声を上げた赤子のように
安心して喜びで自由に
大きく息を吸い込み
わたしから
愛が爆発し始め
生きるって
こういうことなのだと
思った