そして
インターネットで
インフルエンザ脳症を
調べたら
「〝ドーマン法〟で
障害がよくなりました」
という方と
出会った
また知人からの情報で
〝ドーマン法〟
〝ドーマン博士〟
〝親こそ最良の医師〟
という言葉を知り
「ドーマンって、何だろう…」
と
わたしは
図書館で
その本を手にした
そしてそれが
病院の談話室で
何度も何度も
手にした
もうタイトルも
著者も
忘れていた
あの本だと
分かったとき
全ての点が
一瞬で線として
繋がり
わたしは
正に正に
頭上から雷が落ちたような
衝撃を受けた
そしてそれは
アメリカのペンシルヴェニア州
フィラデルフィアに
本部がある
理学療法士の
グレン・ドーマン博士が
所長の
脳障害児について
研究をし
世界一ハードだと
言われる
リハビリプログラムを持つ通称ドーマン法について
書かれた本だと
改めてわかった
そして
わたしは入院時に
義母になぜか
「この子が治るためなら
アメリカだって、どこだって行く！」
と言っていたことを
思い出し
ハッとした
そして
それから
１、２ヶ月後の
かかりつけ医での
息子の診察のとき
わたしは
久しぶりに病棟に行き
談話室のカラーボックスで
あの本を探したが
そのときには
あの本は
どこにもなかった
