息子が通う
まつやま絵画教室の
松山先生は
どうしたら
りんくんみたいに
絵が描けるのか
といつも思うと
言う
そして
りんくんの絵は
終わりを考えていないから
魅力的なのだ
と
そして
アーティストは
描き始めるとき
描き終わりを
イメージし
描き進めながら
そのイメージとのズレを
体験していく
と言い
息子の絵には
そのズレ
その無駄がなく
彼は
終わりを考えて
描いていない
と言う
でも
絵を描くときに
大切なのは
いかに終わるかで
息子は
終わりを考えていないのに
その終わり方が
本当に美しく
息子が
絵を描くことは
生きる力
だと先生は言われ
それは
彼の生き方そのものだと
思った
