鈴父と鈴母のダブルガン罹患がなければ、わたしは「ガン」は他人事かな~と思っていた。
他人には、「現役世代は3人に1人。70代以上はふたりに1人がガンになる確率なのです」とか、言ってきたけど、うちは脳血管障害の家系なので、脳出血系は危ない!と思っていたが、ガンは大丈夫かな~と変な自信を持っていた。
実際、最近の私の身内や近い親戚は脳血管系が大元になって亡くなっていることが多いのでね。
でも!!
ガンというものは、脳血管障害の上にさらに乗っかってくるものだ!ということをこの数カ月で身をもって実感した。
だから、最近、わたしは断言しています!
「ガンは、なるよ!
ひと冬にインフルエンザにかかる確率より高い確率で人生のうちでガンになります!」と・・。
そうはいっても自分自身は、注射を筆頭にした医療処置がメチャクチャダメな人なのだ。
わたくし。
なので、自分がガンになっても、
「ああ、そうですか」といって、その後の余生を暮らせればいいや。と思っている。
基本、ハードな治療をしてまで生きながらえたい。とは今も思っていない。
だから、健康診断も受けたくない人なのだ。
何かがわかっても特に治療をしたくないのに、なぜ?苦痛な採血やら苦しい検査をせねばならない?
と思っている。
ただ、会社がうるさいので、昨年も嫌々、健診の予約は12月にいれてはいた。
でも、すばらしいタイミングで両親がガン告知されて、検査検査の日々だったので、自分の健診どころではなくキャンセルしたのでした。
会社側からは、
「出来る限り年度内に健診をうけてください!」
と言われていたがそれどころではなく、去年度もスルーした私でした。
鈴母の結腸ガンは「市の健診」から発覚したのだが、発見された時点でステージ3とか。
医者のほうも、
「いわゆる健診レベルで初期ガンがみつかるとは思っていませんから」
と言われてしまったので余計に健診にいく気が失せた。
自分が死んだところで、親が亡くなった後なら、誰1人困るわけではないし。。
(我が子の愛ワンやら愛ピョンやらがいたとして、余命3カ月が、あれば哀しいけど里親を探すことくらいはできる)
と思っている。
今年も病院には、本当にあっちこっちに行っている。
あまりに病院に行っては、待ち時間に、病院側の「人間ドック」やら「個別検査のすすめ」なんて動画?やらポスターやらを見続けてきた。
でも最近まで何も響かなかったのだ。
わたし。
それが、ふと先日、
「今、ガンで死ぬのはやばいだろう。」
と思ってしまった。
とりあえず、親より先にガンで死ぬのだけはやばいだろう。
と思ってしまった。
そういうことが起こる確率も低くないわけだ。
で、嫌だけど、今年は自分の総チェックをしてみるか!と思いたち、あれだけ嫌がっていた「人間ドッグ」にも行ってみよう!と考えを変えた。
思い立つと動く人なので、さっそく「乳がん検診」に行くことにした。
初めてマンモグラフィーを受けたときに「石灰化」で要精密検査になって以来、「普通に健診でマンモを受けてもダメですよ~。」
と言われてたので、マンモも保険適応で受けることができる。
(保険適応で受けられるってことは、放置してはいけないってことなのだけどね・・)
前回が3年前くらいになるのか?
マンモとエコーを一緒にやってくれる「ブレストクリニック」を紹介されたので、そこに行った。
前にいったとき、丁度、海老蔵の麻央夫人がガンをテレビで公表したあとだったので、とても混んでいたが、今日は全然、人がいない。
無い胸をつぶされながらマンモグラフィーを撮って、その場で画像の説明をしてくれる。
「石灰化」はあるものの、今回も悪性ではないでしょう。
とのことで今後1年間の乳がんは「白」の結果を頂く。
エコー検査と触診もしてもらいながら、ここの先生に・・・
「女性のガンの死亡病名は、乳ガンと大腸ガンがワンツートップなので、ちゃんと各科で検査しなさい!
人間ドッグ?
ああいったまとまったものはダメだよ。
それぞれの専門家に看てもらわないと。
だから、分散して行きなさい。
消化器系と婦人科系は、個別でガン検診しないと見落とすからね!
誰がその画像を解析するのか?
誰がその検体を解析するのか?
よ~く考えてから、行く病院を選ばないとダメだよ。」
と言われる。
1年の見落としで「初期ガン」が「進行ガン」になるのが検診の世界なんだそうな。
そんなこと言ったらキリがないけどね。
乳がんは、今年はクリアだったようだ。
とりあえず、ひとつ、よかった。よかった。
鈴 真由.