リスカしたい。
うっすら線を引いて、滲み出る紅を見たい。
見たら安心する。
痛みと引き換えの安堵。

突然、無性にしたくなるときがやってくる。
残るのは後悔と跡だけとわかっているのに、
その中に安らぎも感じる。
自分で自分を壊す。
生きたいとぼんやり思いながらも…死にたいとばかり願う。
他の人が逝くなら、私が代わりたい。
生きる意味なんかわからない。
逃げる、卑怯でも死にたい。
だけど、自分から死ねない。
死にたいのに死ねない。
思いだけがつのる。

生きている意味はナンデスカ?ナンデ死んではいけないの?

一度、甘い蜜の味を知ってしまうと、

またほしくなる。

くれると分かっているから、ねだって

欲して貰う。


それが当たり前のこととなる。

感覚が麻痺する。

ねだって貰って、また貰って・・・。

繰り返すと蓄積されていく。

いつか元も擦り切れてしまう。

なくなってしまう。

…だけど、今回だけでも…。

そしてまた、欲する日がやってくる。


当たり前が当たり前でなくなる時、

初めて壊れたことに気づく。


嘆き、後悔し…その嵐。


当たり前の考え、捨てよう。

蜜箱は湧き水ではない。

蓄積されたもの。

いつかは無くなる。


でも、ためることも出来る。

だからためていこう。

当たり前を消して、コツコツ。


でも…今回だけは蜜をください。

お願い・・・。

過去にリストカットを3回した。

私の中で、どうしていいか分からなくなって、

楽になりたくて、そんな自分を消したくて

カッターを持っていた。


深くは切っていない。

紙で切ったような程度。

でも、リスかはリスカ。


痛かった。

言葉が出なくて、

でも、止められなくて何本も線を引いた。

薄っすらと溢れる血。

赤い色を見たら落ち着いた。

後悔も感じたけど楽になった。


そして、三回目

リスカして、傷口を爪で引っかきまくった。

更に溢れる・・・赤。

一皮向けた状態になっていた。

初めて、痛みと後悔で楽さに涙した。

なんてことをしたのだと。


今は傷もふさがり、皮膚の色が戻るのを

ひたすら待つだけ。


リスカはもう、しない。

痛みと後悔。

楽になんてならない。

心に重たさが残るだけ。


傷口を今は触れる。

温かさがある。

今、ある証。