疲れ目は五行でいうと、どの臓腑? | 原因不明の体調不良からすっきり抜け出すコツ

原因不明の体調不良からすっきり抜け出すコツ

頭痛、胃痛、じんましん、更年期・・・検査しても原因がはっきりしない、でもツラい症状は、身体だけでなく心もしんどいですね。なぜこれらが起きるのか、どう対策したらいいのかを、東洋思想の陰陽五行説をもとに一緒に考えていきましょう。

● 疲れ目は五行でいうと、どの臓腑?

こんにちは。光藤 明美(みつふじ あけみ)です。

五行では、ありとあらゆるものが五つに分類されています。



そのなかに「五労(ごろう)」というカテゴリがあるのですが、わかりやすくいうと「やりすぎると臓腑の負担になるカラダの動き、労働が五つありますよ」ということです。

例えば、パソコンやスマホのやりすぎで「目を使いすぎる」と、負担がかかる臓腑があるわけです。

疲れ目の場合は「火=心(しん)」に負担がかかります。

心臓や血脈に関わりがあるんですね。

目の疲労なのに心臓なの???って疑問がわきますが、これが陰陽五行のおもしろいところ。

心臓は血液を体中にめぐらせる役割があり、当然、脳にも流れています。

脳には「視神経(ししんけい)」という、目がモノを見たりするのに必要な働きをしてくれる神経があります。

その脳にもたくさんの血管があり、血液が流れています。

目を使うために脳を動かす、脳を動かすために血液も必要。

「目の使いすぎは血の過労となる」

といったりするのですが、目が疲れると血も疲れ、血流が悪くなるとポンプの役目の心臓に負担がかかる。

それが不眠や肩こりという不調にもつながるということです。

ですから同じ不眠や肩こりでも、イライラしてストレスが原因な場合と、疲れ目で起きる場合では、ケアの方法が少し違う、ということになりますね。

眼精疲労、不眠に関わりがある「火=心(しん)」は今月大阪で学べますよ