慢性じんましんは、アクセルとブレーキを同時に踏んでるような状態。 | 原因不明の体調不良からすっきり抜け出すコツ

原因不明の体調不良からすっきり抜け出すコツ

頭痛、胃痛、じんましん、更年期・・・検査しても原因がはっきりしない、でもツラい症状は、身体だけでなく心もしんどいですね。なぜこれらが起きるのか、どう対策したらいいのかを、東洋思想の陰陽五行説をもとに一緒に考えていきましょう。

● 慢性じんましんは、アクセルとブレーキを同時に踏んでるような状態。

こんにちは光藤 明美(みつふじ あけみ)です。

昨日の記事からの続きです。

慢性じんましんのチェック項目はいかがでしたか?

多いと×、少ないと○、というわけでもありません。

原因として考えられるものをあげてみましたので、ひとつでも該当するものがあれば、この記事をよくご覧になってくださいね。

慢性じんましんの原因のひとつとして「緊張と緩和の切り替えがうまくいっていない」ということが考えらえます。

人は本来、朝日とともに目覚め、日中は働き、そして日が暮れて夜になれば眠る、という生活リズムを繰り返しています。

朝日が昇ると、少しずつ活動モードになり、日が暮れだすとリラックスモードに移行します。

この働きに関わるのが、交感神経と副交感神経です。

仕事をする、車を運転する、接客をする、家事をする、パソコンやスマホなどを使う…こうしたときには、交感神経(=緊張)が優位になります。

人が働いたり勉強したりしてるときは、交感神経優位になっていることが多いでしょう。

食事をする、お風呂に入る、眠る、排泄する…などの行為は副交感神経(=緩和)が優位になります。

ゆっくり休んだり、何かを楽しんだりしているときは、副交感神経が優位でしょうね。

人はこうして1日のうちに何度も緊張と緩和のスイッチが、切り替わっているのですが

・緊張することが多い。
・夜中まで起きて仕事をしていたり、パソコンをいじっている。
・家族団らんの場でも、親が怖くて緊張している。
・休んでいるとサボっている気がして罪悪感がわく。
・仕事や家庭で気がかりなことが多い。

など、気を張る(=交感神経優位)ことが多い人生を過ごしていると、リラックスモード(=副交感神経優位)のスイッチが入りづらくなってしまいます。

気を張ることがクセになってしまい、切り替えがうまくいかないんですね。

なので、リラックスするべきときにできない、ココロは緩もうと思うけど、カラダは気が張ったままという状態になります。

車で例えるなら、アクセル踏みながらブレーキをかけてる感じです。



こうしたときにじんましんがでやすくなることがあるんですね。

また、先日心理学の勉強会に参加した時に「親が子を抱きしめたときに、安心・安全の感覚を感じる、幸せを感じることが交感神経、副交感神経の発達にも関わる」という話もありました。

昔は「抱きグセがつくから、赤ちゃんをやたら抱っこするのはよくない」といわれていましたが、今はまったく逆で「なるべく抱っこしてあげたほうがよい」と言われています。

なんだか納得です。

こうしたカラダの働きには、実は肝臓が関わっています。

このお話については、また次回の記事で。

大阪・陰陽五行講座でもこうした体のしくみが学べます。