二日前の金曜日。
いつもよりちょことだけ早く病院に行けたのでお部屋まで入ることに。
本来はコロナ対策のため、お部屋まで入る面会は15~18時と決まっています。
いつも18時ちょっと過ぎるんだけど、「お部屋入ります?」と準備をしてくださる看護師さん。
好中球0で白血球0.01期間だし、入るとどうしても長くなるので・・・とお荷物だけいつもお願いします^-^
週末だけお部屋まで入って荷物整理してパワーを送って帰ってくる。
元々片付けができない子なので、週に一回だとお部屋が大変なことに・・・!
今回も、いつもタオル?ってのや、病院食のジュースの余りが大量に発掘されました(笑)
「新しい命」を頂いているだけあって、そんなに簡単に生まれ変わりはできないですね。
今回はかなり悪戦苦闘しています。
久しぶりに会うと、一週間で更にしんどそうに。
と言っても、一番しんどい時は抜けたみたい。
味覚障害はなくなって、吐き気だけになっています。
熱もちょこっと出だした。
なんと!
生着の過程で、生着前は熱がでるそう。
嬉しい熱だーっ!とテンションがあっているので、全然そこに関してはしんどうそうじゃありません。
38度台だしね^-^
39度を超えてくるともしかしたら感染かも?と大嫌いな血液培養採取になります。
先生から一瞬見えかけた血球がまたいなくなってしまったのは、栄養が足りないせい。
と言われたので、
「セリセプト(生着促進剤)飲まんでよくなるなら、なんぼでも食べる!!」
と急にやる気になって、病院食の高カロリーゼリーを半分は食べるようになりました。
今までは、せっかく味覚障害がなくなったのに水分だけがやっと、だったんですけどね。
次男は食いしん坊やから、餌やらなー増えてくれへんねんで。
と、食べることが義務ではなく、ちょっとでも楽しいことだと思えるように冗談言っています^-^
これ、苦しい本人にとってはどっちに左右されるんだろう?
冗談にしてしまったほうが良いのか、とことん寄り添ったほうが良いのか。
いつも答えがなくて悩みます。
まだ流動食をほんの少し。ですが、「食べる」ことが功をなしたのかどうなのか。
単に移植後14日という日数から次男の骨髄が復活してきたのか。
ちょうど14日目でちらほらと好中球が見え始め。
15日でやっとこさの白血球0.1と小数点が一個昇格し。
本日16日目で白血球は0.3。好中球も300超えてきました!!
白血球0.5。好中球500が3日続いたら生着したとみなし、セリセプトも減量していくそうです^-^
やったーっ!!
昨日は夜に自分から電話をしてきてどうしたのかしら?と思ったら、
「お尻がなんか痛い。けっこう大きく腫れている。
先生に言ったほうがいいかなあ?言ったらまた切る!とか言われへんかなあ?」
と「切る」に怯えて連絡してました(笑)
私は見てないので何とも言えないけど、もしかしたら毛穴から感染おこして膿たまってたら嫌だし、
ひどくなったらほんとに切開とかの話になるかもしれないから、早めに先生に伝えとき!
と、言ってたら・・・
どうやら「痔」だったようです(笑)
そっか、そうだよね。
二週間?ずっと下痢しっぱなしだったしね。
それでもはっきりとした感染!というものは何もなく・・・
下痢と口内炎と喉の痛みだけで乗り切れました!!
どんなにしんどくても、シャワーと歯磨きとうがいはこなしてたらしい。
エライ。エライ。
週末一回更新になってしまっているので、時系列がぐちゃぐちゃですがWW
14日目の金曜日。
絶賛吐き気中でベッドでぐだーっとなっている長男。
ベッドサイドに新たに折り紙作品が!
看護師さんが長男が保育士を目指しているというのを聞いてか?
「折り紙折れるようにならなーあかんで。」と前回の治療から声をかけて下さっています^-^
本人はやっとこさ鶴と手裏剣レベルなのですが・・・
看護師さんたちのスキルが凄くて!!
カブトムシやキリンや何故か動物シリーズがどんどん増えていっています。
冗談で
「そのうち動物園ができそうやな~。」と折り紙作品を整理していたら
看護師さんが一言。
「ほんとにできてるんです。」
「えっ!?」
「待っててくださいねっ!!あれは是非見て頂きたい!!」
じゃんっ!!
すっごいクオリティーーっ!!!!
このコアラさんの発想も素晴らしい!
ちゃんと柵まであるーっ///
看護師さんではなく、女性部屋の患者さんが協力して作ってくださったそう。
私と同世代くらいの方とお聞きしたので、息子みたいな感じだったのかなあ?
お部屋が違うので、私は面識がありませんが、長男はトイレやシャワーの時に会ってたそう。
「頑張ってもらいたいから!ってみんなで作りました。」
と言って下さって・・・・
ご本人も治療中で絶対にしんどい中、パワーを送って下さった心にほんとにほんとに感謝。
男性部屋の移植後半年で再発された方も、看護師さんを通して心配していると教えてもらいます。
みなさん、ほんとに情が深い。
これだけの「気持ち」を下さっているからか。
本人はどれだけ副作用でばてて身体的にはしんどくても、不登校の時よりも元気に見えます。
「病気にならないに越したことはないけれど、病気になったことで貴方の人生が豊かになったね。
たくさんの人の気持ちを頂いてるんだから、毎日を大切に生きなきゃね。」と心から言えます。
本人もそう感じているらしく。
「うん。昔より元気やで。」とどんなに副作用がしんどい時期でも言ってくれます。
命の重さは同じ。
なんだか宝塚とかでよく聞くようなセリフですが・・・(笑)
白血病になったことで、すごく命が輝くようになったというか。
もしかしたら短い命になるかもしれないけど、その代わりにぎゅぎゅーっといっぱいの幸せを詰め込んでくださっているというか。
「生きて」るなあ。
「幸せ」だなあ。
と、彼を見ていて感じるようになりました。
重さってのは、誰かと比べて重いと感じるのではなく。
だらだらと惰性で目標もなく、生きることをしんどいなあ。と思いながら生きているのと。
例え短くても「生きてることって幸せ」と思いながら生きる命って、トータルすれば同じ重さになるんだろうな。
と、思います。
・・・って今は、治療中の段階だからそんな綺麗ごとを言ってられるのかもしれませんけどね。
それでも、今感じる感情を常にポジティブに保つことは大切だと思っています^-^
あっ。
そういえば、血小板の輸血はすでに「A型」になっていて不思議な気分でした。
彼はO型なのですが、赤血球以外はすでにA型です!