今日はたくさん幸せなことがありました。
生きてるってやっぱりいいなあ。と思えるような^-^
90代の利用者様から教えていただいたこと。
「今日は異動売店が来ますよ。」
「もう、お財布は用意してる。ビビッときたから大丈夫。
ここ数年何かひらめきのようなものを感じて、教えてくれるねん。母かなー。」
とおっしゃっていました。
私は死後の世界も幽霊のような存在も信じていません。
だからこそ、生きているうちに精いっぱい今の人生を生きて、関わらないと、と思ってます。
でも、その方のエピソードを聞いているうちに、本当に見守ってくれてるのかな?と思うように。
その方の母親は寝たきりになって86歳で亡くなったそうですが。
亡くなる直前の夜に「お腹が空いた。」と言うので、おにぎりを作ってあげたんだそう。
同居していたけど仕事をしていたので、普段の食事は義理姉にまかせていたそうです。
その夜中の2時ぐらいに何気なく母を見ると、脈がごくごく微弱でそのまま亡くなったんだそうです。
なんだかね。
その亡くなったお母様の最後の記憶というのもが、娘の作ってくれたおにぎりで、幸せな気分に包まれて亡くなっていったんだろうなあ、と想像すると涙があふれてきてしまって。
普段は仕事をしている娘に気を遣ってあんまり頼み事をしない方だったそうですが、何か感じるものがあって、お願いして、遺されたものにも「おにぎりを作ってあげた」という思い出を遺してくださったんだなあ。と。
朝の迎えの車の中で聞いたお話で、すでに胸いっぱいになってしまった私。
今日は朝から感動させてもらったーっ!と思っていたら。
まだ66歳男性の方なのですが、脳梗塞から右麻痺になって言葉がでなくなって、胃婁も入っている方がいらっしゃって。
今の職場はもうすぐ3年が経過するのですが、最初は拒否が強くて、何もさせてもらえないし、ずーっと不機嫌で「あかんわ」しか言えない・・・のか、聞いたことがなかったんですよね。
いっぱい話しかけて、触れているうちに、最近は笑顔もみられるようになってきました。
「はい」とかの返事をくださると、ものすごーーーく嬉しくて、「嬉しいっ!!!」と全力で表現して返しているうちに、複雑な言葉も話そうと努力してくださるようになりました。
先日は、「要領悪くてごめんなさい。」って謝ったときに「なんてことないさー。」って言って下さって!
最近は何かと「すみません」っておっしゃるので「すみません」と思う必要はないけれど、もし言葉を頂けるのなら、ありがとうが嬉しいです。とお伝えしていて、「あ」「り」「が」・・・という感じで練習していたんですね。
そしたら、今日なにかの拍子に「ありがと」とするっと出てきて!!!
嬉しいーーーーーっ!!!ありがとうと言って頂いて、私も、ありがとうございますっ!!
と、これまた本日二度目の感動でうるうるしました。
いっぱい、いっぱい家族の方にも「ありがとう」と伝えてくださいね。とお約束しました。
「はーい」と笑顔で答えて下さいましたよ^-^
もうひとつ職場で。
かなり進行したパーキンソンで毎日「おはようごさいます」と声を出すようにチャレンジするのですが、最近はなかなか口を動かすことも難しく・・・。
食欲もあるけど、呑み込みができないから、次々口に入れてはため込んで結局あふれて吐いてしまうのが一か月ぐらい続き、ラコール(高カロリージュース)で補おうということになりました。
よく介護士さんに「通訳して」と言われるのですが、私は彼女の口の動き?で言いたいことがわかるので、よくおしゃべりします。
もちろん、一回ではわからないことが多く「~~?ちがう?ごめんなさい、聞き取れてないので、もう一回がんばって教えて頂けますか?」というやりとりをしています。
意志疎通と言う意味では、「トイレ」「ごはん」とかって文字を指さしてもらうのも良いのかもしれませんが、あれって、その選択肢の答えしか与えません、って感じがしてあまり好きではないんです。
「合ってたら机を叩いて。」とかって言う方法も見かけますが、あれもこちら側の一方的なコミュニケーション。
正しいかどうかは別として、私は彼女が自発的に発する言葉が聞きたいので、敢えて「イエスノー」で答えるのが難しいような聞き方をします。
そうすると、(ラコールは)嫌い。しょーがない(から飲む)って教えてくださったんですけど、やっぱりすすむはずもなくー・・・。
今でも、とろとろに炊いたお魚とか、みじん切りのお野菜のとろみあんかけとか、かなり流動食に近いものですが、ミキサー食に思い切って変えてみることにしましたW
これ、見た目がねー。元が何かわかんないぐらいドロドロでゼリーで固めてる感じなので、「食の楽しみ」という点ではあまりオススメできなくて、極力使わないようにしています。
ですが、彼女は「おいしい」と言って、かなりスムーズにおかずはぺろりと食べてました。
おかゆは普通のおかゆだったので、少し飲み込みに時間がかかったけど、何とか食べていたので、状況説明して休憩に入ったら・・・。
「おかゆはどうだった?ぜんぶ食べれた?」
「じかんがたりなかった」とのことWWW
まだ食べたかったのに下膳されちゃったんですねー・・・W
これも、介護士さんに確認すればすぐに摂取量もわかるのですが、敢えて本人に聞いてみる。
そうすれば、同じ半分摂取。でも、意味合いが変わってくるんですよね。
介護士さんが悪いと言っているのでは決してありません。
長い間食べずに残っていたら「食べないのね」と思って下膳しちゃうのは当たり前と言えば、当たり前。
反対に途中で下膳されたからこそ、本人の意思というものも聞くことができたわけで。
しゃべるのも、ものすごーくパワーがいるのに、一生懸命伝えて下さったことに感謝!
おはようごさいます。の「います」ぐらいしか話せない方が、
一回で聞き取れない私に「じかんがなかった」と諦めずに伝えて下さるがんばりというか、優しさというか。
私は元々産婦人科が天職だと思っていたし、楽しかったし、性格も急性期向きなんですよねW
次々やることてんこ盛りで走り回ってるほうが好き。
何かわかんないものから、診断をつけるまでが楽しい。
正直、老人期は苦手でした。
自分がどう関わったから回復した、という目に見えるご褒美のようなやりがいがないので、モチベーションをどこに持てば良いのかわからなかったんですよね。
このブログも長いので、みなさまいきさつをご存知だと思いますがWW
元々、やりたくて転職した職場というより、やる気がないからこそ、選んだ職場のようなものだったのでー。
でも、最近、一人だけがんばってもしょーがないじゃん!とイライラしなくなりました。
もちろん、チームで動く部分もありますが。
やっぱり一生懸命関わった分は、自分に「幸せ」となって返ってくるんだなー。と、実感するようになりました。
例え、掃除でもコップ洗いでも、ごはん配りでもWWW
直接関わってない部分でも人間性をいうものを評価されていて。
「アンタなら話してもいいかな」って、教えてくださることもあり。
便利に使われているという考えた方もあるかもしれませんが、どんなに走り回っていても、
私には呼び止めて用事をお願いしてくださいます。
「話しかけていいですよ~」というオーラは忘れずに走り回っているつもりなので(笑)
と、まあ、仕事で感動続きで幸せいっぱいだったのです。
そして、今日は3男の誕生日^-^
だから、お祝い代わりにいっぱいの幸せをくださったのだろうなー。と。
神様?か何かわかりませんが、ご褒美だったのだと思います^^
10歳になりましたーっ!
写真うつり良くないなー。
実物はもっと可愛いです!!
って写真写りのせいじゃなくて、親馬鹿なだけなのかなー?
彼は本当にユーモアたっぷりで、性格も顔も声も女の子みたいで。
ミュージカルも好きで、絵も音楽も才能がある。
もちろん、欠点もありますが。
私にとっては気心の知れた親友みたいな存在です(笑)
予定外の妊娠だったけど、彼を見ていると、やっぱり私へのプレゼントだったのかなー。
と、思うときがあります。
ま、彼には彼の人生があるので、本当にやりたいことを見つけて、自立して巣立っていってほしいですが。
なんだか、反抗期がくるのが信じられなくもあり、見てみたい気もします(笑)
でも、本人は「こんなに居心地のいい家から出ていくなんてー」と今は言っておりますWW
なんだか、とりとめがないですが。
何年か後に読み返して、今の感動、感謝を与えてくださったことを忘れずにいたいなーと思います^-^
やっぱり、私は「今」が常に一番幸せだと思う。
未来の私が幸せになるために「今」を大切に生きよう。
愚痴ばっかり言ってないで、周囲のせいにしないで。
自分の人生は自分で歩む。
って、ことで??
今週末は3男のリクエストで奈良公園に行ってきまーす!
修学旅行で行ってるのに、自由行動でまさかの迷子で大仏をみれずW
初めて拝見してきます!!
大人になってから寺をめぐるのって楽しいですよねーっ。