「今回はBLってことで・・・。」

「ん?BLってどういう意味?」

「あ、ガオは知らないんだ~。」

 

コスプレ界では常識だった用語にいちいち???マークできょとんとするのが新鮮だ。

 

「あのね。girl&boyでしょ?それが、男同士だからboy&boyでboysなLOVEの略。」

「ああーっ!なるほどっ!ホワンはさすがに詳しいね。」

 

キラキラ。

そんな形容詞が似合いそうな興味津々の笑顔で僕を見る。

長い間忘れていた初心というものを思い出させる。

初恋だとか、初めて知る感動だとか、そういうたぐいのもの。

穢れのないまっさらな魂に出会ったような、くすぐったさ。

 

「ほんと、ホワンってなんでも知ってるお兄ちゃんみたいだ。」

「そんなことないよ。たまたま、この世界にいるってだけさ。」

 

尊敬のまなざしで自分よりも背の高いガオに見つめられて不思議な気分になる。

・・・大型犬を飼うってこんな感じかな?

 

見上げる感じなのに、頭をなでなでしてあげたくなるような。

なのに、時々甘えたくなるような。

 

こてんと、ガオの胸に頭をあずけると、ガオが照れたようにはにかむ。

他のやつならば肩に腕を回すところだが、ガオの腕礼儀正しく膝の上にのっかたままだ。

 

・・・物足りない。

 

や、別に期待してるわけじゃないんだけど、当たり前のようにあったスキンシップがないというのは

どうも心もとない。

 

肩を抱いてくれらたいいのに・・・。

 

ちらり、と横眼でガオを見上げるけど、耳をほのかに赤くして視線をそらせたままだ。

 

「ほら。手はここだろ?こういうときはファンサービスするもんだよ?」

 

本当は、自分がしてほしいだけなのに、先輩としてリードするような言葉をかけてみる。

 

「あっ!そうなんだ。さすがはホワンだねっ!気がつかなかった~~。」

 

ニコニコと笑顔で俺の肩に腕を回してくる。

 

うう。純すぎる。

まるで何も知らない少年をたぶらかしているような気分になる。

 

「かっわいなあ・・・。」

「え?何??」

 

「ん?何でもない。」

 

思わず口をついてしまった独り言に、予想以上に彼にハマっている自分を自覚するのだった。

 

 

 

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きっとホワン君はこんな感じでガオ君に惹かれていったのではないかと(笑)

 

英語が13点!!!><

だった中一の次男。

冬休みのドリルをするのも一ページにつき二時間!

単語力だと思っていたけど、それ以前の問題で・・・。

 

英語が苦手な私でも「これはないだろ~?」というレベルでWW

なかなかすすみません・・・。

 

合間、合間にこうやってお話を書けてしまう(笑)

 

お正月休みのラストは家庭教師で終わりそうな予感。