雪が舞う。
どんよりと暗い空から奇跡のような美しい雪の結晶が落ちてくる。
美しいものは、美しいものからしか生まれない。
人々の常識を、自然は裏切る。
いや、違う。
あるがままに存在しているものを、人間が勝手に法則づけているだけなのだ。
ひっそりとたたずむ枯れ枝に、ぽつぽつと白い塊が散らばっている。
雪と見紛うたそれは、梅の花だった。
「梅、か・・・。」
人間は身を切るような寒さに震え、冬を嘆いているのに。
梅は誰に教えてもらわずとも、春がやってくるのを知っている。
ふわり。
鼻孔を掠めた梅の香りは、春の訪れを告げる心弾むもののはずなのに。
喜びだけではない切なさも共に連れてくる。
「もう、3年か・・・。」
アイツがこの世界を卒業してから。
卒業、と言うと世間一般的には桜を連想するものだろうけど。
3年前から、俺は梅を見るとアイツを思い出す。
「行ってくるね。」
笑顔で手を振ったアイツの後ろ姿を・・・。
------------------------
最近、こんなに寒いのに梅の花をちらほら見るようになりました。
ああ。まおが卒業していったのも、2月だったなあ。
などと、感慨にふけりながら眺めました。
あれから、3年もたってるんですねえ・・・。
中学生が高校生に。だわ。
当時のブログを探してみたら、長男の卒業式の準備で忙しい云々。
まだ小学生だったんだ!と思うと、ものすごく昔のことのようにも感じます。
どんよりと暗い空から奇跡のような美しい雪の結晶が落ちてくる。
美しいものは、美しいものからしか生まれない。
人々の常識を、自然は裏切る。
いや、違う。
あるがままに存在しているものを、人間が勝手に法則づけているだけなのだ。
ひっそりとたたずむ枯れ枝に、ぽつぽつと白い塊が散らばっている。
雪と見紛うたそれは、梅の花だった。
「梅、か・・・。」
人間は身を切るような寒さに震え、冬を嘆いているのに。
梅は誰に教えてもらわずとも、春がやってくるのを知っている。
ふわり。
鼻孔を掠めた梅の香りは、春の訪れを告げる心弾むもののはずなのに。
喜びだけではない切なさも共に連れてくる。
「もう、3年か・・・。」
アイツがこの世界を卒業してから。
卒業、と言うと世間一般的には桜を連想するものだろうけど。
3年前から、俺は梅を見るとアイツを思い出す。
「行ってくるね。」
笑顔で手を振ったアイツの後ろ姿を・・・。
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最近、こんなに寒いのに梅の花をちらほら見るようになりました。
ああ。まおが卒業していったのも、2月だったなあ。
などと、感慨にふけりながら眺めました。
あれから、3年もたってるんですねえ・・・。
中学生が高校生に。だわ。
当時のブログを探してみたら、長男の卒業式の準備で忙しい云々。
まだ小学生だったんだ!と思うと、ものすごく昔のことのようにも感じます。