「ん・・・。」
そよそよと優しい風が頬をなでる。
やわらかな光がぼくを眠りからよびおこす。
ふわ、と鼻腔をかすめる香りに春を思・・・・
「っくしゅ!」
ほわほわとたおやかな春気分にひたっていたというのに、
現実的な音に時間が動きだす。
「ちょっと大ちゃん~~。
せっかくの春気分が台無しじゃない。」
「・・・っくしゅ!・・・いやいや、まさに春がきた、って感じだろ?」
大きな背中をまるめて、赤い目をこすりながらくしゃみを繰りかえす恋人は
花粉症で春を感じるらしい。
昨夜の余韻が残る肌がくしゃみをするたびに大きく揺れるのは、
ちょっと生々しかったりする。
舞台の上の憧れの人だった時のトキメキそのもので、
完璧で、色っぽくて、リードしてくれる大ちゃんも大好きだけど。
こんなふうにゆるみきった人間臭いところも、本当に側にいるんだ。
と実感できて、好き。
「・・・・好きだよ。」
「・・・何?何繋がり?」
くすぐったいような嬉しさがこみあげてきて、腕に頬を寄せて甘える。
突然こみあげてきた「好き。」に、大ちゃんはきょとんとした顔で見下ろしてくる。
「んふふ。そんなところが、好き。」
「・・・はあ?お前、意味わかんねー・・・。」
「・・・わかんなくても、いいよ。」
わかってしまったら、きっとつまんない。
自分でも説明できないのだから。
あやふやで、とらえどころがなくて。
どこか、今日みたいな春気分に似ている。
不確か、なものに不安になったこともあったけれど。
きっと理由なんてない。
恋心、というものは、そういうものなのだろう。
---------------------------------------
ひとつ前の記事にもかきましたが~~。
外はどんより、風は強め。
こんなうららかでのんびりした春気分を味わいたいな~。という願望のお話です(笑)
色っぽくするつもりが、くしゃみをしまったので、雰囲気台無しに(笑)
だって、そんな気がするんだもの・・・。
そよそよと優しい風が頬をなでる。
やわらかな光がぼくを眠りからよびおこす。
ふわ、と鼻腔をかすめる香りに春を思・・・・
「っくしゅ!」
ほわほわとたおやかな春気分にひたっていたというのに、
現実的な音に時間が動きだす。
「ちょっと大ちゃん~~。
せっかくの春気分が台無しじゃない。」
「・・・っくしゅ!・・・いやいや、まさに春がきた、って感じだろ?」
大きな背中をまるめて、赤い目をこすりながらくしゃみを繰りかえす恋人は
花粉症で春を感じるらしい。
昨夜の余韻が残る肌がくしゃみをするたびに大きく揺れるのは、
ちょっと生々しかったりする。
舞台の上の憧れの人だった時のトキメキそのもので、
完璧で、色っぽくて、リードしてくれる大ちゃんも大好きだけど。
こんなふうにゆるみきった人間臭いところも、本当に側にいるんだ。
と実感できて、好き。
「・・・・好きだよ。」
「・・・何?何繋がり?」
くすぐったいような嬉しさがこみあげてきて、腕に頬を寄せて甘える。
突然こみあげてきた「好き。」に、大ちゃんはきょとんとした顔で見下ろしてくる。
「んふふ。そんなところが、好き。」
「・・・はあ?お前、意味わかんねー・・・。」
「・・・わかんなくても、いいよ。」
わかってしまったら、きっとつまんない。
自分でも説明できないのだから。
あやふやで、とらえどころがなくて。
どこか、今日みたいな春気分に似ている。
不確か、なものに不安になったこともあったけれど。
きっと理由なんてない。
恋心、というものは、そういうものなのだろう。
---------------------------------------
ひとつ前の記事にもかきましたが~~。
外はどんより、風は強め。
こんなうららかでのんびりした春気分を味わいたいな~。という願望のお話です(笑)
色っぽくするつもりが、くしゃみをしまったので、雰囲気台無しに(笑)
だって、そんな気がするんだもの・・・。