目の前に山と積まれたチョコに心なしかうきうきしながらも、
やっぱり一番欲しいのは、彼からのチョコだと電話越しのしょぼくれた声に思う。
他の子からのチョコをもらうなんて。なんて子供じみた嫉妬をする月日なんてとうに過ぎた。
チョコをもらったからといって、いちいちもらった子に心うつりなんてしない。
お互いに、ほんの少し、面白くない気持ちはあるにはあるけれど、自分が魅力的だという自信にも繋がる。
「今年はちょっと少量高級志向だぞ?」
「・・・一緒にすごせない恋人にそういうこと言う?」
他愛もない世間話をしながらチョコの箱をひとつづつ並べてゆく。
「だから、空輸で送るって言ったのに!」
「空輸で贈るには、サイズがでかすぎて難しい。って嘆いてたじゃんか。」
「気持ちの問題だよ~~。」
そりゃ、まおからもらうチョコならば、飾り気のないでっかい板チョコでも嬉しいだろう。
嬉しいけれど、気持ち、の後処理が困る。
まおからもらったチョコを他の誰かに食べさせるわけにはいかないし。
「消費担当がいないだろ?」
大ちゃんに!とかって買っておきながら、いつも半分以上自分の胃袋に収めているにはどこのどいつだ?
「・・・っ!そうだよ。今年はもらったチョコどうするの?
まさか、全部自分で食べるんじゃあ・・・。」
「馬鹿か?お前。鼻血噴くし、どれだけ贅肉つくと思ってんだ?
・・・あ、ちなみに今俺至上最高にカラダしぼってんだからな。」
電話の向こうのまおが沈黙する。
「・・・どうした?」
「うーーーっ。ずるい。」
「ナニがだ?」
「大ちゃんに生で会える人が。」
悔しそうに拗ねてみせる自分が、山盛りのチョコよりどれだけ魅力的かを自覚しているのだろうか?
「ま、チョコなんてなくったって、まおの気持ちは十分伝わってるよ。」
「・・・ほんと?」
「・・・チョコがないと告白できないような年齢でもないし?」
「・・・うん。・・・うん。」
急にぐずっと鼻をすするような音が聞こえる。
「・・・ごめんね。大ちゃん。愛してるよ?」
どうしてごめんね。になるのか、急に泣き出したのか。
さっぱり思考回路がわかんないけれど、俺の伝えたかったことは伝わったみたいだった。
「ばーか。そんなのとっくにわかってるよ。」
離れているからこそ、何か確かなカタチにして表現したい。
金額に比例して気持ちもこもっているような気がする。
そう思うまおの気持ちもわからなくはないけれど。
チョコの代わりに送られてきた一通のメッセージカードのほうが、どれだけ嬉しかったかわかっているだろうか?
「・・・なあ、まお。もともとバレンタインデーってさあ。
ローマの軍人が恋愛を禁止されていて、それでも愛し合った恋人をバレンタインって人が
内密に結婚の儀式をしてあげてて、それが法王にばれて処刑された日なんだって。」
「・・・チョコを贈って告白する日、じゃないの?」
「禁じられても愛さずにはいられないぐらい惹かれあう恋人達が、バレンタインに感謝する日ってことだろ?」
「禁じられても・・・。」
二人の間に沈黙が流れる。
苦しいばかりだった片思いのころ。
思いが通じてうかれまくっていたあのころ。
好き、だけじゃ乗り切れないものもあると知ったあのころ。
それでも、共に歩みたい、と決意した今・・・。
「日本人って言葉にするのが苦手な人種だから、こういう記念日があるのはいいことだと思うけどさ。
・・・残念ながら、俺は365日まおのことを愛してるし、言葉にせずにはいられない性質だからな。」
「うわ~~。恥ずかしいよ。それ。」
耳を塞いで照れているであろうまおを想像して、もっと追い詰めてみたくなる。
「どんな美女も目に入らないぐらい愛してるよ。まお。」
「・・・ばか。」
・・・・だけど、やっぱりカタチにしたいんだな。まお(笑)
・・・そういうとこがかわいいのも事実なんだけどな。
------------------------------
なんだか、ダメダメな感じでごめんなさいW
一体何を言いたかったのか?私は。。。
チョコは贈らないけど、ニューヨークのバレンタインはものすごく派手みたいですね(笑)
そんなことは露知らず、途中で検索して修正をかけたものだから、つじつま合わねー。って感じになってしまいましたW
バレンタインに「聖」てつくのは、処刑されたバレンタインさんに敬意を表して、らしいです。
・・・と、朝のラジオで知りました(笑)
やっぱり一番欲しいのは、彼からのチョコだと電話越しのしょぼくれた声に思う。
他の子からのチョコをもらうなんて。なんて子供じみた嫉妬をする月日なんてとうに過ぎた。
チョコをもらったからといって、いちいちもらった子に心うつりなんてしない。
お互いに、ほんの少し、面白くない気持ちはあるにはあるけれど、自分が魅力的だという自信にも繋がる。
「今年はちょっと少量高級志向だぞ?」
「・・・一緒にすごせない恋人にそういうこと言う?」
他愛もない世間話をしながらチョコの箱をひとつづつ並べてゆく。
「だから、空輸で送るって言ったのに!」
「空輸で贈るには、サイズがでかすぎて難しい。って嘆いてたじゃんか。」
「気持ちの問題だよ~~。」
そりゃ、まおからもらうチョコならば、飾り気のないでっかい板チョコでも嬉しいだろう。
嬉しいけれど、気持ち、の後処理が困る。
まおからもらったチョコを他の誰かに食べさせるわけにはいかないし。
「消費担当がいないだろ?」
大ちゃんに!とかって買っておきながら、いつも半分以上自分の胃袋に収めているにはどこのどいつだ?
「・・・っ!そうだよ。今年はもらったチョコどうするの?
まさか、全部自分で食べるんじゃあ・・・。」
「馬鹿か?お前。鼻血噴くし、どれだけ贅肉つくと思ってんだ?
・・・あ、ちなみに今俺至上最高にカラダしぼってんだからな。」
電話の向こうのまおが沈黙する。
「・・・どうした?」
「うーーーっ。ずるい。」
「ナニがだ?」
「大ちゃんに生で会える人が。」
悔しそうに拗ねてみせる自分が、山盛りのチョコよりどれだけ魅力的かを自覚しているのだろうか?
「ま、チョコなんてなくったって、まおの気持ちは十分伝わってるよ。」
「・・・ほんと?」
「・・・チョコがないと告白できないような年齢でもないし?」
「・・・うん。・・・うん。」
急にぐずっと鼻をすするような音が聞こえる。
「・・・ごめんね。大ちゃん。愛してるよ?」
どうしてごめんね。になるのか、急に泣き出したのか。
さっぱり思考回路がわかんないけれど、俺の伝えたかったことは伝わったみたいだった。
「ばーか。そんなのとっくにわかってるよ。」
離れているからこそ、何か確かなカタチにして表現したい。
金額に比例して気持ちもこもっているような気がする。
そう思うまおの気持ちもわからなくはないけれど。
チョコの代わりに送られてきた一通のメッセージカードのほうが、どれだけ嬉しかったかわかっているだろうか?
「・・・なあ、まお。もともとバレンタインデーってさあ。
ローマの軍人が恋愛を禁止されていて、それでも愛し合った恋人をバレンタインって人が
内密に結婚の儀式をしてあげてて、それが法王にばれて処刑された日なんだって。」
「・・・チョコを贈って告白する日、じゃないの?」
「禁じられても愛さずにはいられないぐらい惹かれあう恋人達が、バレンタインに感謝する日ってことだろ?」
「禁じられても・・・。」
二人の間に沈黙が流れる。
苦しいばかりだった片思いのころ。
思いが通じてうかれまくっていたあのころ。
好き、だけじゃ乗り切れないものもあると知ったあのころ。
それでも、共に歩みたい、と決意した今・・・。
「日本人って言葉にするのが苦手な人種だから、こういう記念日があるのはいいことだと思うけどさ。
・・・残念ながら、俺は365日まおのことを愛してるし、言葉にせずにはいられない性質だからな。」
「うわ~~。恥ずかしいよ。それ。」
耳を塞いで照れているであろうまおを想像して、もっと追い詰めてみたくなる。
「どんな美女も目に入らないぐらい愛してるよ。まお。」
「・・・ばか。」
・・・・だけど、やっぱりカタチにしたいんだな。まお(笑)
・・・そういうとこがかわいいのも事実なんだけどな。
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なんだか、ダメダメな感じでごめんなさいW
一体何を言いたかったのか?私は。。。
チョコは贈らないけど、ニューヨークのバレンタインはものすごく派手みたいですね(笑)
そんなことは露知らず、途中で検索して修正をかけたものだから、つじつま合わねー。って感じになってしまいましたW
バレンタインに「聖」てつくのは、処刑されたバレンタインさんに敬意を表して、らしいです。
・・・と、朝のラジオで知りました(笑)