「いいの?そんなに簡単に信用したりして。」
クスリ。と彼が諭すように笑う。
「だって、春日さんがぼくを信用してくれているじゃないですか。
・・・それに、本当に信用できない人間はいちいちそんなこと聞きません。」
「臆病なんだか、大胆なんだかよくわかんないね。」
子供みたいに拗ねてみせると、しょーがないなあ。といった眼差しで髪の毛をくしゃくしゃと撫でてくる。
「君が思うほど、できた人間じゃないかもよ?」
「ぼくは、今目の前にいる貴方を信じるだけです。」
まいったな・・・。とつぶやきながら、普段はぼくの前では吸わないタバコに火をつける。
どうも距離感というものを摑むのが自分は下手らしい、と思う。
物心のついた時から、相手に深入りはしない。自分にも深入りはさせない。
社交的ではあるけれど、本心は決して見せない。
人との距離、というものをそんなふうにしか取ることができなかったから。
*
「ビールでいい?・・・あっと、未成年にアルコールはまずいか。」
「いいですよ。別に。サークルの仲間うちでは、よく飲んでますから。」
「へえ。サークルなんて入ってたんだ。」
「まあ、友人つきあいの一環としてのお遊びサークルですけど。」
食事をした後、適当に酒とつまみを近所のコンビ二で仕入れてぼくの家に来ることになった。
家族と同居していた時ならばいざ知らず、一人暮らしをしだしてから人を部屋にあげるのは初めてだったので、正直緊張する。
自分から誘っておきなら、重い、と思われたらどうしよう?と、どこかで逃げ道も探しているずるい自分がいる。
「どれから開ける?まだお腹はすいてないから、ひとまず乾杯でいい?
グラスはー・・・。」
自分(ぼく)のテリトリーに引き込んでもなお、自分(彼)のペースを崩さないことに、苛立ちを感じる。
動かないぼくに向かって、他意のない瞳で語りかける。
「あ、もしかして、缶のままでいい人?
わかる。わかる。男の一人暮らしだと、後片付けが面倒臭いもんねえ。」
のんびりとした口調で勝手に解釈して、ちょっと場所借りるね。と、テーブルに酒とつまみを並べてゆく彼が憎たらしい。
こんなに好きで、みっともなくあがいているのは自分だけで、彼にとってはおしえ子の一人、ぐらいの感覚でしかないんじゃないだろうか?と悔しくなってきて下唇を噛む。
キス、してくれたのに・・。
心の距離が一気に縮まって、トクベツな存在になった、と思っているのは自分だけで、
彼にとっては情愛の印以上の意味合いはないというのか?
「・・・何でも、いいです。どうせ、アルコールなんて、口実ですから。」
「・・・え?」
穏やかに、当たり障りなく、決して相手を不快にさせない。
人間ができているわけでも、優しいからでもなく、ただ単にぶつかってまで自分の意思を通そう、という強さがなかったから。
なのに、今は自分の言葉が制御できない。
「ただ、ひきとめたかっただけですから。」
二人の間の空気がぎこちなく凍りつく。
・・・ああ。もう本当に。
やっぱり、ぼくは真っ青な空にはなれそうにない。
---------------------------------------
ええ?そっちにいっちゃうの?
なんだかもう、全く展開が読めないこの二人ですWW
部屋でいちゃこらしながら、過去の話をしたり、エロ方面にもっていこうとしていたんですが~~。
この空ちゃんのネガティブ思考は、そう簡単に変われるものではなさそうですWW
今日も姉と妹と父と、それぞれ長電話~。であっと言う間に一日が過ぎてゆく・・・。
そして、ごはんばっかり作っている気がするWW
晩御飯、何にしようかなあ?
昨日は、おでんの残りの練り物を入れた葱焼きでした^^
お好み焼こを溶く水を、おでんの出汁で溶くと、ほんのり甘くておいしいのです!
よく考えてみたら、365日、3食毎日。
一年だけでも1000食以上WW
そりゃ、何食べよう?ってネタに悩んでも無理はないというものですW
クスリ。と彼が諭すように笑う。
「だって、春日さんがぼくを信用してくれているじゃないですか。
・・・それに、本当に信用できない人間はいちいちそんなこと聞きません。」
「臆病なんだか、大胆なんだかよくわかんないね。」
子供みたいに拗ねてみせると、しょーがないなあ。といった眼差しで髪の毛をくしゃくしゃと撫でてくる。
「君が思うほど、できた人間じゃないかもよ?」
「ぼくは、今目の前にいる貴方を信じるだけです。」
まいったな・・・。とつぶやきながら、普段はぼくの前では吸わないタバコに火をつける。
どうも距離感というものを摑むのが自分は下手らしい、と思う。
物心のついた時から、相手に深入りはしない。自分にも深入りはさせない。
社交的ではあるけれど、本心は決して見せない。
人との距離、というものをそんなふうにしか取ることができなかったから。
*
「ビールでいい?・・・あっと、未成年にアルコールはまずいか。」
「いいですよ。別に。サークルの仲間うちでは、よく飲んでますから。」
「へえ。サークルなんて入ってたんだ。」
「まあ、友人つきあいの一環としてのお遊びサークルですけど。」
食事をした後、適当に酒とつまみを近所のコンビ二で仕入れてぼくの家に来ることになった。
家族と同居していた時ならばいざ知らず、一人暮らしをしだしてから人を部屋にあげるのは初めてだったので、正直緊張する。
自分から誘っておきなら、重い、と思われたらどうしよう?と、どこかで逃げ道も探しているずるい自分がいる。
「どれから開ける?まだお腹はすいてないから、ひとまず乾杯でいい?
グラスはー・・・。」
自分(ぼく)のテリトリーに引き込んでもなお、自分(彼)のペースを崩さないことに、苛立ちを感じる。
動かないぼくに向かって、他意のない瞳で語りかける。
「あ、もしかして、缶のままでいい人?
わかる。わかる。男の一人暮らしだと、後片付けが面倒臭いもんねえ。」
のんびりとした口調で勝手に解釈して、ちょっと場所借りるね。と、テーブルに酒とつまみを並べてゆく彼が憎たらしい。
こんなに好きで、みっともなくあがいているのは自分だけで、彼にとってはおしえ子の一人、ぐらいの感覚でしかないんじゃないだろうか?と悔しくなってきて下唇を噛む。
キス、してくれたのに・・。
心の距離が一気に縮まって、トクベツな存在になった、と思っているのは自分だけで、
彼にとっては情愛の印以上の意味合いはないというのか?
「・・・何でも、いいです。どうせ、アルコールなんて、口実ですから。」
「・・・え?」
穏やかに、当たり障りなく、決して相手を不快にさせない。
人間ができているわけでも、優しいからでもなく、ただ単にぶつかってまで自分の意思を通そう、という強さがなかったから。
なのに、今は自分の言葉が制御できない。
「ただ、ひきとめたかっただけですから。」
二人の間の空気がぎこちなく凍りつく。
・・・ああ。もう本当に。
やっぱり、ぼくは真っ青な空にはなれそうにない。
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ええ?そっちにいっちゃうの?
なんだかもう、全く展開が読めないこの二人ですWW
部屋でいちゃこらしながら、過去の話をしたり、エロ方面にもっていこうとしていたんですが~~。
この空ちゃんのネガティブ思考は、そう簡単に変われるものではなさそうですWW
今日も姉と妹と父と、それぞれ長電話~。であっと言う間に一日が過ぎてゆく・・・。
そして、ごはんばっかり作っている気がするWW
晩御飯、何にしようかなあ?
昨日は、おでんの残りの練り物を入れた葱焼きでした^^
お好み焼こを溶く水を、おでんの出汁で溶くと、ほんのり甘くておいしいのです!
よく考えてみたら、365日、3食毎日。
一年だけでも1000食以上WW
そりゃ、何食べよう?ってネタに悩んでも無理はないというものですW