「いつからこんなに穢れてしまったのだろう」
「純粋無垢な少年のココロを忘れてしまったのだろう」

と、嘆く大人たち。

それは、決して悲しいことでも、嘆かわしいことでもない。

純粋無垢でいられたのは、世の中を知らないから。
自分の主張を押しとおすことができても、周囲のことまで考えることはできない。
夢を見ることはできても、叶える手段は知らない。

生まれや、育ちや。
自分ではどうすることもできないものに縛られて、可能性を失ってしまうかもしれない。

でも、穢れているからこそ。
純粋無垢なココロを忘れたからこそ。

自分の力で、切り開くすべも権利もある。

ほら。

小さな世界で満足してないで。
夢物語の中に閉じこもっていないで。

小さいかもしれないれど、着実な一歩を踏み出そう。
宇宙旅行はできないかもしれないけど、詳しい道しるべの乗った地図を頼りに。

ふわふわとした夢は、勝手に実現するものじゃない。
ただ時間が過ぎるのを待っているだけでは、もったいない。

ほら。

ひとつ呼吸をするたびに。
時計の針が、音をたてるたびに。

タイムリミットは近づいてくる。

地上で眺めているものすごく怖そうなジェットコースターが、
乗ってしまうと案外面白かったり。
・・・まあ、予想以上に怖いこともあるかもしれないけど。

実際に経験してみないと、わかんないことなんてたくさんあるわけで。

どうせ終わりのある人生なんだから。
ちゃんと、穢れた大人は知っているんだから。

今。

怯えて逃げて何も残らないより。
どう転ぶかわかんないけど、飛び込んでみる勇気も必要なんだよ。
きっと。

・・・コドモニ、モドリタイ?

そうだね。穢れを知っている子供にならば、戻ってもいいかも。



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荒れたお天気ですね~~。
10月に入ったところだというのに、随分と肌寒くなりました。

しんどいなあ。と思うのですが、個人的には、こどものころのほうがもっとしんどかったような気もするんですよねえ・・・・。
何も知らない純粋さゆえに、夢をみていられた、とも言えるけど、ちっさなことでも随分と深刻な悩みになっていた。とも言える。

18歳までに・・・。というニュースを見て、なんとなくわかるなあ。
親友のとった行動も優しさゆえだったんだろうなあ。と。

いや、許されることではないし、もちろん間違ったことなんだけど。

穢れを知っている大人になってしまえば、きっとこういう決断はしなかっただろうなあ。
と、思うのです・・・。

ご冥福をお祈りします。