永遠なるもの。

人間とは。

「今」を過ごしているときには、見えないものがある。

栄華を極めた平家が、衰退するように。

独裁者が滅びるように。

自我の欲望だけを満たし、気遣うことをしなければ。

発信ばかりで、受信をしなければ。

永遠に続く、と思われた事柄もあっというまに崩れ去ってしまう。

森羅万象。

すべて影響しあってバランスをとって存在している。

苦しみのぶんだけ、喜びがあり。

驕りぶんだけ、絶望がある。

永遠なる法則は、不変なるものであり。

長い、長い、時間軸をたどってゆくとゼロになる。

膨大な宇宙の緻密なバランス。

ワタシタチは、小さな、小さな欠片。

だけど、確実にその宇宙を構成している要素である。

人間の浅はかな考えでねじまげようとしても、決して成し遂げられない。

得るものがあれば、失うものがあり。

譲るものがあれば、得るものがある。

永遠なるもの。

その中で生かされている、と知っていても、
「今」しか生きれないのも。

人間である。



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わかっているけれど。ねえ・・・。
優位に立ちたい。と思うのも、落ち込むのも。
どこかでバランスがとれるようになっているんだけど、
今、しか見えなくて自分勝手になったり、苦しくなったり。

「今」って、ほんと難しい。