「久しぶりに会うんだよね?どうだった?」

まおの帰国を嗅ぎ付けて、あちこちから声を掛けられる。

「・・・ん?別に、何も変わってないよ。」
「そういうもんなの?だって、価値観のズレとかさあ。違和感とかさあ。
普通、半年も離れてたらあるもんでしょ?」

遠距離恋愛をしているらしい友人が興味深々いった体で体を乗り出してくる。

「そりゃお前、離れてたのはたったの半年だけど、
それ以上に積み上げてきたものがあるだろ?」

もちろん、久しぶりにあって逞しくなったなあ。とか。
更に自分の意思がはっきりしたなあ。とか。
家事の腕前があがったなあ。とか。
甘え上手に磨きがかかったなあ。とか。

色々と思うところはあるけれど。

視線を交わせば、半年ぶりとは思えないぐらいに自然に。
抱き合えば、馴染むのが当然かのようにしっとりと。

「落ち着く。」

まさに、そんな感じで。

違和感だとか、ざらつきだとか、そんなものとは無縁だった。

「言ってくれるね~~。そこまで断言されると、羨ましいとおりこして、尊敬するよ。
あーあ。俺なんて彼女と離れ離れになって一ヶ月なのになあ・・・。」

べちゃ。と机に机に突っ伏して脱力している友人の肩をぽんぽんと叩く。

「・・・まあ、これが乗り越えれれば、本物ってことだよ。
なんだっけ?遠くの身内よりも、近くの他人を選ぶもんだろ?人間って。」
「ダイスケ~~。それ、励ましになってない!」

「距離が離れたぐらいで浮気するようなら、それだけの関係だったってことで、諦めろよ。」
「そんな簡単に割り切れるもんじゃねーだろ?」

同性同士の恋心、いうやつは、複雑で難しい。

異性同士ならば、熱が冷めました、はい、さようなら。なんだろうけど。
仕事仲間、戦友、親友、かわいい後輩、そんでもって、最愛の恋人。
というスタンツのまおは、微妙に時期によってそれぞれの関係性は違えども、
感情がゼロになることはない。

一旦別れてしまった恋人とは、それきり、だけれども。
親友というものは、例え一年に一回しか会えなくても、ずっと同じテンションで結びついている。

半年離れていたぐらいでは、違和感など入り込む隙もないぐらいに。

空白。

事実としては、半年という年月があるのかもしれないが。
俺達の間には存在しない、空間。

むしろ、白ではなく。
二人の想いが書き込まれた真っ黒なスペースだろう。



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ゆづとフェルナンデスの会話からの大まお変換妄想(笑)

明日はずーっと楽しみにしていた、東山さんの舞台です////

参観日なんだけどねWW

毎年、29日なのに、校長が変わったからか、なぜか今年だけ25日なのW

去年は、中学・小学・保育園と、全員バラバラだったけど、今年は一番下が小学生になったので、
行事ごとがいっぺんに片付いて楽だわあ!