「なーに?大ちゃん。また家計簿つけてるの?」
ふわり。とコーヒーの香りとともに、ぬくもりが隣にやってくる。
「そりゃもうっ!生きがいみたいなもんだからなっ!」
「生きがいって、大袈裟な。」
ぷっ。とまおが隣で噴きだす。
「あっ、お前涙ぐましい俺の主夫っぷりを笑ったな!
ほら、今月の電気代はちょっと下がったぞ?去年に比べたらちょい使用量上がってるけど。」
「え~。去年の今頃って何してたっけ?」
パラパラと家計簿をめくる。
ちょこっとした日記のように、一日にあった出来事なども書き込んでいるものだから、もう家計簿の役割の粋を超えている。
「ほら。お前がずっと家にいなかったりしたから。」
「・・・一人分減った。ってこと?」
悪かったね。
とでも言いたげに、睨んでくる。
「や。そうじゃなくて。・・・・いや、そうなのか??」
まおがいなければ、少しぐらいは我慢だ。と思ってエアコンのスイッチを押す機会が減る。
俺の仕事だって今よりも余裕があったから、まおが家にいる時は、ストーブ代わりに抱き締めてたることもできた。
忙しいのは、いいこと。だけれども、右上がりの電気代が、お互いに生活がすれ違っていることを示していて何だか複雑だ。
愛情が反比例しなければ、いいのだけれど。
ふう。とため息をついたまおが、家計簿を横取りしてくる。
「もうっ。こんなみみっちいことしなくても、自信もって使ったらいいのに。ビックになるんだぞーっ!って。」
「いやいや。お前、ビックになったとしても、保険やら老後やら・・・。色々将来設計がだなあ。」
「そんなこと言ってると、ファンの人が幻滅するよ?」
「・・・え?そっかな?」
ガッチガチの真面目なA型気質をみんな好いてくれていると思っていたんだが。
・・・はっ!?つーか、もしかして、お前が幻滅してるのかっ!?
「もしかして、幻滅してたのかっ!?お前っ!」
バタンっ!と勢いよく家計簿を閉じて、まおに迫る。
もう、大ちゃん家計簿なんて、つけません。
これからは、大胆にエアコンもつけまくりますっ!
レシート貼り付けたり、広告チェックしたり、クーポン使ったりしませんっ!!
焦りまくって、家計簿をゴミ箱に放りこむと、まおがくすくすと笑った。
「いまさら、でしょ?
大ちゃんの趣味みたいなもんなんだし。俺に実害じゃないし。好きにすれば?」
・・・う。なんだか、それはそれで棘があるように聞こえるんですけどっ!?
「・・・あ。まおの家計簿もやめたほうがいい?」
「・・・ん?んんー・・・。でも、大ちゃん楽しみなんでしょ?」
かわいいウサギさんのイラストが入ったまお専用の家計簿。
もちろん、大雑把なまおがそんなめめっちいことをするはずもなく。
今日は、何して、何に使ったのか?レシートがあれば、レシートも出しなさい。
と、一日の報告会を兼ねてのコミニュケーションタイムでもある。
まおのご機嫌がよかっただの、新しくおろしたシャツが似合ってただの、まおの爪を切ってあげただの。
他の人が見たら、どーでもいいようなことがつらつらと書き連ねてある。
でも、この作業がたまらなく好きなのだからしょーがない。
「また新しい鞄買って!どうせひとつしか持てないんだから。あああ。詰め替え用のシャンプーでよかったのに。あああ。ジュース買うなら、コンビ二じゃなくて、冷蔵庫にスーパーで買ったストックがあるのに。お菓子率、高すぎだろ?お前。ああ。もう、ほしいものがあるなら、ちゃんと言いなさい。必要なものなら買ってあげるから。」
なんて、逐一まおに世話を焼くのも楽しみで仕方がない。
レシートを見ながら、どこで何をしていた?と、尋ねるのも、まおの行動を自然に把握できて、安心できていた。
「いやいや。もし、まおが家計簿つけるようなみみっちい男は嫌いだ。って思うなら、やめます。今すぐ、やめます。」
「あははっ!過保護な大ちゃんがそんなことできる訳ないでしょ?」
「・・・でも。」
と、まおの腕が妖しく首に絡みつく。
「俺と一緒にいるときは、こっち見ててほしいかな?」
「・・・何?ほったらかしにされた。って拗ねてるの?」
「・・・別に。家計簿なんかにやきもちやいてないけど。
大ちゃんの生きがい奪ちゃったら、早くボケちゃうでしょ?」
「・・・失礼なヤツ。」
憎まれ口を叩きながらも、ぷくう。と拗ねてアヒル口になっている唇があまりにも愛らしくて。
「世界で一番、愛してるよ。」
「気障。そんな恥ずかしいセリフ、よく言う・・・」
背中を抱き寄せながら、照れ隠しに饒舌になる唇を塞いだ。
家計簿の表紙のうさぎさんとライオンさんが、仲良く並んで俺たちを見ていた。
----------------------------------------
本日思いがけなくお会いすることができたアメンバーさんとの会話より^^
大ちゃん家計簿つけてるんだって。めっちゃその話題に食いついてこよう。としていたので、相当好きなんだなあ。と(笑)
えへ。私はこういう大ちゃん大好きだけど、イーヤーっ!って叫びたくなりました??(笑)
でも、相手はまおちゃんですから^^
べっべたに甘やかしてますよね~~///
ふわり。とコーヒーの香りとともに、ぬくもりが隣にやってくる。
「そりゃもうっ!生きがいみたいなもんだからなっ!」
「生きがいって、大袈裟な。」
ぷっ。とまおが隣で噴きだす。
「あっ、お前涙ぐましい俺の主夫っぷりを笑ったな!
ほら、今月の電気代はちょっと下がったぞ?去年に比べたらちょい使用量上がってるけど。」
「え~。去年の今頃って何してたっけ?」
パラパラと家計簿をめくる。
ちょこっとした日記のように、一日にあった出来事なども書き込んでいるものだから、もう家計簿の役割の粋を超えている。
「ほら。お前がずっと家にいなかったりしたから。」
「・・・一人分減った。ってこと?」
悪かったね。
とでも言いたげに、睨んでくる。
「や。そうじゃなくて。・・・・いや、そうなのか??」
まおがいなければ、少しぐらいは我慢だ。と思ってエアコンのスイッチを押す機会が減る。
俺の仕事だって今よりも余裕があったから、まおが家にいる時は、ストーブ代わりに抱き締めてたることもできた。
忙しいのは、いいこと。だけれども、右上がりの電気代が、お互いに生活がすれ違っていることを示していて何だか複雑だ。
愛情が反比例しなければ、いいのだけれど。
ふう。とため息をついたまおが、家計簿を横取りしてくる。
「もうっ。こんなみみっちいことしなくても、自信もって使ったらいいのに。ビックになるんだぞーっ!って。」
「いやいや。お前、ビックになったとしても、保険やら老後やら・・・。色々将来設計がだなあ。」
「そんなこと言ってると、ファンの人が幻滅するよ?」
「・・・え?そっかな?」
ガッチガチの真面目なA型気質をみんな好いてくれていると思っていたんだが。
・・・はっ!?つーか、もしかして、お前が幻滅してるのかっ!?
「もしかして、幻滅してたのかっ!?お前っ!」
バタンっ!と勢いよく家計簿を閉じて、まおに迫る。
もう、大ちゃん家計簿なんて、つけません。
これからは、大胆にエアコンもつけまくりますっ!
レシート貼り付けたり、広告チェックしたり、クーポン使ったりしませんっ!!
焦りまくって、家計簿をゴミ箱に放りこむと、まおがくすくすと笑った。
「いまさら、でしょ?
大ちゃんの趣味みたいなもんなんだし。俺に実害じゃないし。好きにすれば?」
・・・う。なんだか、それはそれで棘があるように聞こえるんですけどっ!?
「・・・あ。まおの家計簿もやめたほうがいい?」
「・・・ん?んんー・・・。でも、大ちゃん楽しみなんでしょ?」
かわいいウサギさんのイラストが入ったまお専用の家計簿。
もちろん、大雑把なまおがそんなめめっちいことをするはずもなく。
今日は、何して、何に使ったのか?レシートがあれば、レシートも出しなさい。
と、一日の報告会を兼ねてのコミニュケーションタイムでもある。
まおのご機嫌がよかっただの、新しくおろしたシャツが似合ってただの、まおの爪を切ってあげただの。
他の人が見たら、どーでもいいようなことがつらつらと書き連ねてある。
でも、この作業がたまらなく好きなのだからしょーがない。
「また新しい鞄買って!どうせひとつしか持てないんだから。あああ。詰め替え用のシャンプーでよかったのに。あああ。ジュース買うなら、コンビ二じゃなくて、冷蔵庫にスーパーで買ったストックがあるのに。お菓子率、高すぎだろ?お前。ああ。もう、ほしいものがあるなら、ちゃんと言いなさい。必要なものなら買ってあげるから。」
なんて、逐一まおに世話を焼くのも楽しみで仕方がない。
レシートを見ながら、どこで何をしていた?と、尋ねるのも、まおの行動を自然に把握できて、安心できていた。
「いやいや。もし、まおが家計簿つけるようなみみっちい男は嫌いだ。って思うなら、やめます。今すぐ、やめます。」
「あははっ!過保護な大ちゃんがそんなことできる訳ないでしょ?」
「・・・でも。」
と、まおの腕が妖しく首に絡みつく。
「俺と一緒にいるときは、こっち見ててほしいかな?」
「・・・何?ほったらかしにされた。って拗ねてるの?」
「・・・別に。家計簿なんかにやきもちやいてないけど。
大ちゃんの生きがい奪ちゃったら、早くボケちゃうでしょ?」
「・・・失礼なヤツ。」
憎まれ口を叩きながらも、ぷくう。と拗ねてアヒル口になっている唇があまりにも愛らしくて。
「世界で一番、愛してるよ。」
「気障。そんな恥ずかしいセリフ、よく言う・・・」
背中を抱き寄せながら、照れ隠しに饒舌になる唇を塞いだ。
家計簿の表紙のうさぎさんとライオンさんが、仲良く並んで俺たちを見ていた。
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本日思いがけなくお会いすることができたアメンバーさんとの会話より^^
大ちゃん家計簿つけてるんだって。めっちゃその話題に食いついてこよう。としていたので、相当好きなんだなあ。と(笑)
えへ。私はこういう大ちゃん大好きだけど、イーヤーっ!って叫びたくなりました??(笑)
でも、相手はまおちゃんですから^^
べっべたに甘やかしてますよね~~///