春の気配のする青空を、渡り鳥の群れが飛んでいく。
様々に形を変え、一列になったり、複雑な模様を描いたり。
どこからやってきて、どこにわたってゆくのだろうか?
ぼんやりと、もの思いにふけっていると、まるでメッセージを送るかのように、
鳥たちが「M」のかたどり、ほどかれてゆく。
「会いたいな。」
ぼそり。とつぶやいた独り言に、隣にいた声がかぶさる。
「・・・え?お前も?同じこと考えてた?」
馬場っちが、うんうん。わかるよ~~。とテンション高く同意する。
同じ思いを共感できて嬉しいような。
おセンチな俺の「会いたい」とこいつのテンション高い「会いたい」が同じなのが気に入らないような。
「やっぱ、思うよねっ!」
どうしてわかってしまったのだろう。
渡り鳥をぼーっと眺めていただけなのに。
はっ。前から妙に敏いヤツだとは思っていたが、読心術を持っているのかっ!?
コイツはっ!
隠しているはずなのに、「ダダモレだよお。」といっつもからかわれてたもんな。
「や。ほら。ニューヨークにでも行くのかな?とか思ってさ。」
「・・・ニューヨーク?あれ、2010年にでたっきりじゃないの?また復活した?」
「ん?2010年?2014年だろ?」
お互いに視線が合って、???マークを飛ばしあっていることに気がつく。
「無性に食べたくなるよね!マック!」
「・・・あ。そっちの・・・。」
Mね。
と、心の中でがっかりしたような、ほっとしたようなため息をつく。
「あ~。確かにっ!無性に食べたくなるよなっ!」
と、話を合せるけれど、そっちのMを思い浮べても、やっぱりMが好きだったMしか浮かんでこない。
「あれえ?もしかして、大ちゃん、食べたいじゃなくて、会いたい。だった?」
にやあ。と人の悪そうな笑みを浮かべた馬場っちが斜めに身体を傾けながら聞いてくる。
「もーうっ!何を空見てたそがれてんのかと思ったら!
いいなあ。まおくん。
こんなに四六時中愛されてて。
さっすが、大ちゃん。俺、マック以外出てこなかったよ。愛の差だねえ!」
勝手に勘違いして、Mに反応してまったバツの悪さにうつむいていると。
馬場っちが大空に向かって叫ぶ。
「渡り鳥さ~ん。
もし、ニューヨークに行くのなら、
大ちゃんがまおのこと愛してるって言ってた。って、伝えておいてね~~。!」
「わっ!馬鹿っ。そんな恥ずかしいこと大声で叫ぶなよ。」
「そう?ほんとのことじゃん。」
今更照れることないって~~。と、バシバシ背中を叩かれる。
「いてっ!いてーよっ!馬場っちっ!!!」
でも、若干乱暴な表現が、何よりの応援であることを知っている。
「あーっ!!なんか、いい友達に恵まれたなっ!俺っ!!」
照れ隠しにポケットに手をつっこんだまま、青空を見上げる。
「ふふふっ。じゃあ、Bを見たら俺のこと一番に思い出してねっ!」
B。と頭に思い浮べてみて、一番に浮かぶのは。
やっぱり、BB。
キャストの、みんな。
「ごめん。馬場っち。それはないわ。」
素直に謝ると、馬場っちがまた背中をバンバンと叩く。
「ばっかだなあっ!そこは、当たり前だろ?って言っておかないと、タラシの名がすたるよ?」
「誰がタラシだっ!俺は一途っ・・・!」
「はいはい。よく知ってるけどね~~。やっぱり、イメージって大切でしょ?」
「・・・やっぱり、俺ってタラシのイメージなんだ?」
「うん。そう。一般的には、ね?」
がーん・・・・。
モテルだとか、タラシだとかが褒め言葉の代名詞だった時代もあったけれど。
そろそろタラシは卒業でいんだけどなあ・・・。
「さあてっ!ひっさしぶりに寄りますか?Mにっ!」
抜けるような青空と能天気な笑顔。
何とかなるさ。
会えない寂しさも。
勝手なレッテルも。
そんなふうに思えて、軽くなった一歩を踏み出した。
----------------------------------
この前、空を見上げていて鳥が色んな形に変化しながら、Mになったとき、こんんあ気持ちで大ちゃんも空を見上げてるかなあ?と、なんとなく思いました^^
でも、ほかの人はMと言えば、マックだよねえ。と思って(笑)
様々に形を変え、一列になったり、複雑な模様を描いたり。
どこからやってきて、どこにわたってゆくのだろうか?
ぼんやりと、もの思いにふけっていると、まるでメッセージを送るかのように、
鳥たちが「M」のかたどり、ほどかれてゆく。
「会いたいな。」
ぼそり。とつぶやいた独り言に、隣にいた声がかぶさる。
「・・・え?お前も?同じこと考えてた?」
馬場っちが、うんうん。わかるよ~~。とテンション高く同意する。
同じ思いを共感できて嬉しいような。
おセンチな俺の「会いたい」とこいつのテンション高い「会いたい」が同じなのが気に入らないような。
「やっぱ、思うよねっ!」
どうしてわかってしまったのだろう。
渡り鳥をぼーっと眺めていただけなのに。
はっ。前から妙に敏いヤツだとは思っていたが、読心術を持っているのかっ!?
コイツはっ!
隠しているはずなのに、「ダダモレだよお。」といっつもからかわれてたもんな。
「や。ほら。ニューヨークにでも行くのかな?とか思ってさ。」
「・・・ニューヨーク?あれ、2010年にでたっきりじゃないの?また復活した?」
「ん?2010年?2014年だろ?」
お互いに視線が合って、???マークを飛ばしあっていることに気がつく。
「無性に食べたくなるよね!マック!」
「・・・あ。そっちの・・・。」
Mね。
と、心の中でがっかりしたような、ほっとしたようなため息をつく。
「あ~。確かにっ!無性に食べたくなるよなっ!」
と、話を合せるけれど、そっちのMを思い浮べても、やっぱりMが好きだったMしか浮かんでこない。
「あれえ?もしかして、大ちゃん、食べたいじゃなくて、会いたい。だった?」
にやあ。と人の悪そうな笑みを浮かべた馬場っちが斜めに身体を傾けながら聞いてくる。
「もーうっ!何を空見てたそがれてんのかと思ったら!
いいなあ。まおくん。
こんなに四六時中愛されてて。
さっすが、大ちゃん。俺、マック以外出てこなかったよ。愛の差だねえ!」
勝手に勘違いして、Mに反応してまったバツの悪さにうつむいていると。
馬場っちが大空に向かって叫ぶ。
「渡り鳥さ~ん。
もし、ニューヨークに行くのなら、
大ちゃんがまおのこと愛してるって言ってた。って、伝えておいてね~~。!」
「わっ!馬鹿っ。そんな恥ずかしいこと大声で叫ぶなよ。」
「そう?ほんとのことじゃん。」
今更照れることないって~~。と、バシバシ背中を叩かれる。
「いてっ!いてーよっ!馬場っちっ!!!」
でも、若干乱暴な表現が、何よりの応援であることを知っている。
「あーっ!!なんか、いい友達に恵まれたなっ!俺っ!!」
照れ隠しにポケットに手をつっこんだまま、青空を見上げる。
「ふふふっ。じゃあ、Bを見たら俺のこと一番に思い出してねっ!」
B。と頭に思い浮べてみて、一番に浮かぶのは。
やっぱり、BB。
キャストの、みんな。
「ごめん。馬場っち。それはないわ。」
素直に謝ると、馬場っちがまた背中をバンバンと叩く。
「ばっかだなあっ!そこは、当たり前だろ?って言っておかないと、タラシの名がすたるよ?」
「誰がタラシだっ!俺は一途っ・・・!」
「はいはい。よく知ってるけどね~~。やっぱり、イメージって大切でしょ?」
「・・・やっぱり、俺ってタラシのイメージなんだ?」
「うん。そう。一般的には、ね?」
がーん・・・・。
モテルだとか、タラシだとかが褒め言葉の代名詞だった時代もあったけれど。
そろそろタラシは卒業でいんだけどなあ・・・。
「さあてっ!ひっさしぶりに寄りますか?Mにっ!」
抜けるような青空と能天気な笑顔。
何とかなるさ。
会えない寂しさも。
勝手なレッテルも。
そんなふうに思えて、軽くなった一歩を踏み出した。
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この前、空を見上げていて鳥が色んな形に変化しながら、Mになったとき、こんんあ気持ちで大ちゃんも空を見上げてるかなあ?と、なんとなく思いました^^
でも、ほかの人はMと言えば、マックだよねえ。と思って(笑)