今日で阪神・淡路大震災から20年が経つんですね。

時間というのは、不思議なもので。

瓦礫とかした、大好きだった神戸の町並みが、鉄の芯がむき出しになったビルが並ぶいびつな空間になってしまって、現実なのに、現実じゃないよう感覚になったことも。

どこが安全なんだろう?と迷いながら選んだ道で、シャッターが背後で落ちてきてびびったことも。

余震がいつまでも怖くて、泣きそうになったことも。

記憶にはあるのに、そのときの恐怖というものは薄れていきますね。

今は、ちょっとぐらい地震があっても、怖くない。

もう、20年も経つんだ。

今、就職してくる子達は、震災の記憶がないんだよね。
と、この前ふと何かで職場で話したことがあって、不思議な気持ちになりました。

こうやって、語りついでいるつもりでも、記憶って薄れてゆくのかな。

だから、戦争がなくならないのかな。

悲しみ・怒り・苦しみ。

きっと、そんなものしか経験していないはずなのに、同じ過ちを何度も繰り返す人間。

震災で感じたこと。

ただ、生きているだけで、どんなに幸福なことか。
感謝すべきことか。
しみじみと身をもって体感したはずなのに。

ほんと、人間って欲深いですよね。

・・・そして、馬鹿。

それでも、生かせていただいていることに、感謝せねば。