「ひゃっ!」
もぞもぞと布団にもぐりこんできたまおの足先の冷たさに思わず飛び起きる。
「びっくりするわっ!」
「えへへ~~。大ちゃんおはよ~~。」
朝っぱらから、あまり心臓によろしくない起こされ方をしたというのに、本人は至ってご機嫌に俺の胸に鼻先を摺り寄せてくる。
「んふふ。ぬくぬく。」
とか言いながら俺の背中をまさぐっている。
・・ま、あったかい手のひらよりも、このひんやりと冷たい指先のほうが心地いい。とか思ってしまう時点で、
俺も相当重症なんだけどな。
さわさわと撫で回るセクシャルな意味を含まない掌なのに、俺の心はどんどんくすぐらてゆく。
だって、そうだろ?
愛おしい恋人に、「大ちゃんぬくぬく。」だなんて幸せそうな顔をされて、抱きつかれたら、誰だってその気になるというものだ。
「もうっ!毎朝じゃない。」という反撃が予想されるだけに、自分にいい訳をしながら、まおのパジャマを捲り上げる。
「ちょ。さむっ!!せっかくぬくぬくなのに、やめてよ。」
・・・ほら。まおちゃんってば、つれない・・・。
最近のまおはえらく強気だ。
以前は、どこか頼りない瞳で、「ぼくのこと、すき?」と確かめていたのに。
どうも、俺が甘やかしすぎたのか。溺れすぎたのか。
愛されているという自信に満ちて、そっけない。
色んな意味で、大人になっちゃったんだよなあ。まお。
ちょっぴり寂しくなりながらも、そのまま肌に唇を落とそうとすると、ぺしっ!と頭を叩かれた。
「もうっ!寒いっていってるじゃない。聞こえなかった?」
「・・・いや。聞こえた。でも、したいものは、したいんだけど。・・・駄目?」
空気が入らないように布団を引っ張り上げて、まおをガードしながら問う。
「もうっ。仕方ないな~~。じゃあ、部屋があったまったらね。あと、熱い飲み物も欲しい。」
下から見上げてきたまおが、両手で俺の頬を挟みながらふわ。と笑う。
ああ。反則だ。
思いっきりわがまま放題、憎ったらしいぐらいだったら俺だって理性が利くのに。
わがまま放題なお姫様発言とは裏腹に、天使のように微笑まれるから逆らえない。
「はいはい。姫のお望みのままに。」
ちゅ。とまおの頬にキスを落として、暖房をつけ、お湯を沸かし、まおが起き上がったときに羽織れるブランケットまで用意してからベッドに戻る。
「ほら。まお。これであったまるだろ?」
「ん。ありがと。」
ブランケットに包まりながら、両手でカップを包み込む、ふうふうしているまおは・・・。
ううっ!!やっぱりかわいいっ!!
・・って、駄目じゃん。俺。
「まお、あったまった?」
「うん。ほこほこしてきた~~。」
「じゃ、いい?」
「んー・・・。シャツ脱ぐのは禁止ね。」
まおの隅々まで味わいたいのに、しっかり着込んだまま腕を伸ばして抱きついてくる。
ちゅ。と軽く音をたてて、忠告交じりのキスをしてくけれど。
求めてくる舌先は熱く、吐息は甘く艶々と濡れている。
毛布でぐるぐる巻きになって、動きが制限されたまままおの肌を探る。
まだ冬は始まったばかり。
俺達の終わりなき戦いが始まる。
・・・と、言っても、そんなSなまおに、ベタ惚れなんだよなあ・・・。
俺って、Mなんだろうか??(笑)
もぞもぞと布団にもぐりこんできたまおの足先の冷たさに思わず飛び起きる。
「びっくりするわっ!」
「えへへ~~。大ちゃんおはよ~~。」
朝っぱらから、あまり心臓によろしくない起こされ方をしたというのに、本人は至ってご機嫌に俺の胸に鼻先を摺り寄せてくる。
「んふふ。ぬくぬく。」
とか言いながら俺の背中をまさぐっている。
・・ま、あったかい手のひらよりも、このひんやりと冷たい指先のほうが心地いい。とか思ってしまう時点で、
俺も相当重症なんだけどな。
さわさわと撫で回るセクシャルな意味を含まない掌なのに、俺の心はどんどんくすぐらてゆく。
だって、そうだろ?
愛おしい恋人に、「大ちゃんぬくぬく。」だなんて幸せそうな顔をされて、抱きつかれたら、誰だってその気になるというものだ。
「もうっ!毎朝じゃない。」という反撃が予想されるだけに、自分にいい訳をしながら、まおのパジャマを捲り上げる。
「ちょ。さむっ!!せっかくぬくぬくなのに、やめてよ。」
・・・ほら。まおちゃんってば、つれない・・・。
最近のまおはえらく強気だ。
以前は、どこか頼りない瞳で、「ぼくのこと、すき?」と確かめていたのに。
どうも、俺が甘やかしすぎたのか。溺れすぎたのか。
愛されているという自信に満ちて、そっけない。
色んな意味で、大人になっちゃったんだよなあ。まお。
ちょっぴり寂しくなりながらも、そのまま肌に唇を落とそうとすると、ぺしっ!と頭を叩かれた。
「もうっ!寒いっていってるじゃない。聞こえなかった?」
「・・・いや。聞こえた。でも、したいものは、したいんだけど。・・・駄目?」
空気が入らないように布団を引っ張り上げて、まおをガードしながら問う。
「もうっ。仕方ないな~~。じゃあ、部屋があったまったらね。あと、熱い飲み物も欲しい。」
下から見上げてきたまおが、両手で俺の頬を挟みながらふわ。と笑う。
ああ。反則だ。
思いっきりわがまま放題、憎ったらしいぐらいだったら俺だって理性が利くのに。
わがまま放題なお姫様発言とは裏腹に、天使のように微笑まれるから逆らえない。
「はいはい。姫のお望みのままに。」
ちゅ。とまおの頬にキスを落として、暖房をつけ、お湯を沸かし、まおが起き上がったときに羽織れるブランケットまで用意してからベッドに戻る。
「ほら。まお。これであったまるだろ?」
「ん。ありがと。」
ブランケットに包まりながら、両手でカップを包み込む、ふうふうしているまおは・・・。
ううっ!!やっぱりかわいいっ!!
・・って、駄目じゃん。俺。
「まお、あったまった?」
「うん。ほこほこしてきた~~。」
「じゃ、いい?」
「んー・・・。シャツ脱ぐのは禁止ね。」
まおの隅々まで味わいたいのに、しっかり着込んだまま腕を伸ばして抱きついてくる。
ちゅ。と軽く音をたてて、忠告交じりのキスをしてくけれど。
求めてくる舌先は熱く、吐息は甘く艶々と濡れている。
毛布でぐるぐる巻きになって、動きが制限されたまままおの肌を探る。
まだ冬は始まったばかり。
俺達の終わりなき戦いが始まる。
・・・と、言っても、そんなSなまおに、ベタ惚れなんだよなあ・・・。
俺って、Mなんだろうか??(笑)