11月11日にまお君ゲストでトリゾがあったなら。設定でお読みください^^
ちなみに、圭ちゃん視線で^^



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「という訳で。今日の罰ゲームはトクベツにポッキィーゲームですっ!」
「え?あれって、二人でするもんじゃないの?誰かが巻き添えになるじゃん。」
「そんなの、あり?ですか。マジですか。」

さすがは汁神と異名を持つ俺だ。
しっかりと罰ゲームがポッキーゲームの今日は、最下位意を脱している。
・・・となると、安定の、というかなんというか。
馬場っちが最下位なわけで。

「なに?圭ちゃん。そんなに汁飲みたかったの?」
「いやいや・・・。まあ、相手による。と言いますか?」

この前の大ちゃんとのボール小。のやりとりから想像するに、馬場っちとポッキーゲームはあまりにも危険だ。

「じゃーん!ここにスタッフさんの用意したカードがあります。」
「相変わらず、雑だねえ。」
「ちょ。お前なんてことをっ!スタッフさんの手作り感満載の愛情のこもった・・・ねえ?」

どう見てもたった今そこら辺にある段ボールにマジックで名前書きました!的なカードなんですけど?

「なになに?目を閉じてひいたカードの相手が、罰ゲームの相手です。だって。」

ぎゃー!
まじかっ!
にやにやと意味深な笑みを浮かべる馬場っちに、一同若干身の危険を感じる。

「じゃあね~~。」

目を閉じて手探りでカードを探しあてようとする馬場っちの指先が、ぴたっ!とまお君のカードの上で止まりそうになる。

「あああっ!もうちょっと、みなさんに選ぶ楽しみを・・・。」

なんていいながら、大ちゃんがまおのカードをずいっとずらして、隣の自分のカードを馬場っちが選ぶように仕向ける。

「・・・何?大ちゃん。俺っちとそんなにキスしたかったの?光栄だなあ。」
「ちがうわっ!!」

焦った~~。
とっさの行動で、自分のカード持たせちゃったんだよね。
とにかく、俺の身の安全は確保されたってことで。

「ほら。大ちゃん。早く早く~~。」

馬場っちが完全なキス顔でポッキーを咥えて待っている。

「そんな照れなくてもいいから~。」
「照れてないわっ!なんで俺を選ぶんだよ。」
「・・・自己推薦じゃん。忘れたの?」
「・・・う・・・。」

ちらり。と横目でまお君を見ると、心底可笑しそうにきゃはは!と笑っている。
そうだよな。
お互い他人事だとすっごく面白いよな。このゲームって!

「キスキス・・・・。」

と、あおりまくる視聴者のコメントで画面がいっぱいに埋め尽くされる。

「わあ。大ちゃんの唇って意外とかわいいんだね~~。」
「うるせーよっ!」

「ちょっと伏せ目が色っぽいね~~。」
「早く食べろよっ!」

「ふふふっ。そんなにキスしたいんだ~~。」
「ちげーよっ。早く終わらせたいんだよっ!俺はっ!」

なんて色気も何もあったもんじゃないガヤ芸人のようなゲームも、あと一歩!ってところで。

「いってえ!!!」
「ごちそうまさまでした。」

ぱくんっ!と大ちゃんの唇ごと、大口を開けて最後の一口にかじりついた馬場っちが、しれっとした顔でぽりぽりとポッキーをかじっている。

「覚えろよっ!」
「うん。一生の二人の思い出だよね。」
「そんな意味じゃねーよっ!馬鹿っ!!」

大ちゃんの唇から、ちょびっとだけ赤くなっている。

あー・・・。俺のカード引かれなくてよかった・・・。
大ちゃんには悪いけど、馬場っちに対抗できるのは大ちゃんだけだよ・・・。



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せっかくなので。色々なパターンを^^
視点は全部大ちゃんで^^

<馬場×まお>

「あっ!馬場っちだ。」

なんで若干嬉しそうなんだよ。まお。

「まお君、どっちがいい?」
「え。どっちでもいいよ。」
「チョコ好きでしょ?」
「うん。」
「じゃあ、まお君がチョコのほうね。」

ほら。あーん。とでも言いかねないような勢いで、まおに向かってポッキーを突きだす。
ちょ。俺の時と態度違いすぎねーか?

カジカジカジカジ・・・・。

馬場の顔が近づくにつれて、まおが後ろにのけぞってゆくけれど、顔は笑ったままだ。
わーっ!わーっ!わーっ!まおのくちびるがああああ。
と、心の中で叫んでいると、その声にかぶさるようにしてまおが叫んだ。

「わーっ!馬場っち、ストップっ!」

もうちょっとでキス。ってところで、まおがぽきんっ!とポッキーを折ってぱくん。と食べてしまう。
はーっ!よかった!

まお、本気で嫌がってなさそうだったし。
なんか、心臓に悪いなあ。

このゲーム。



<圭ちゃん×大ちゃん>

「あ。大ちゃんだって。」
「また俺??」

「大ちゃんモテモテだねえ。」
「もてたかないよ。そもそも、これ罰ゲームだろ?何で俺が巻き込まれるわけ?」

「まあまあ、それも人徳ってことで・・・。」
「スタッフさんの陰謀を感じるんだけど。」

「まあまあ、みんな盛り上がってることだし。」

さらり。と何でもないことのように流して、圭ちゃんがポッキィーを咥える。

「ほら。大ちゃん食べていいよ~。」

ゆらゆら。と歯でポッキーを揺らしながら、圭ちゃんが待っている。
ああ。罰ゲームには違いないが、馬場に比べてたらなんと平和なことか。

カジカジカジ・・・。

お互いにちょびっとずつかじりながら、近づいてゆく。

「ほらっ!大ちゃんカメラ目線。」
「ああ?・・・ああ。」

ぽきんっ!と最後の一口、というところで、向かい合ってたまま、視線だけカメラのほうに向けて、ウインク付のピースサインを送る。

「さすがは大ちゃん。グッジョブやなあ。」

ちょこっと触れた唇を袖でぬぐいながらも、ちょぴり嬉しいキスだった。
褒められるのって、悪くない。



<大×まお>

「大ちゃん・・・・。だって・・・。」
「え?マジ?」

まおが他の誰かとなんてええ!と思いながらも、ここは番組だから。と後ろを向いてまおが選んでいるところを見なかった。
かといって、こんな公共の場で堂々とキスシーン公開!なんてのも、あまりにもリアルすぎて恥ずかしい。

選ばれても、選ばれなくてもどうしたらいいんだああ!って心境に陥っていた。

しばし、動けない俺に馬場っちが安定の突込みをいれてくれる。

「これ、罰ゲームでしょおお!?大ちゃんとまお君じゃ、罰じゃなくて、ご褒美ゲームじゃん!」
「・・・確かに!」

おいおい。圭ちゃん。そこで納得しない。
・・・や、でもグッジョブだよ。馬場っち。
ほっと安心した俺をよそに、画面にはブーイングの嵐が巻き起こる。

えーーっ!!大まお・大まお・大ちゃんまお・・・・見たい見たい~~。

「お前らっ!何でも見せると思うなよ。」

ひどい~。ケチ~~。

と流れるテロップに向かってばっさりと幕を下ろした。

「悪いか。ドSだんな。俺。」



「・・・・大ちゃん。大ちゃん。これ、番組だから。むしろ、自分からプライベート公表してるよ?」

ちょいちょい。と後ろから圭ちゃんに袖を引かれ。

あ。ぽろりしちゃった。とまおを見ると、

「でも、ゲームでもみんなの前でキスなんてどんな顔したらいいかわかんないから、よかったあ!」

と照れながらも安心したように笑っていた。

「今更でしょう?それこそ、カメラの前で何回もちゅっちゅしてるのに。ポッキーゲームぐらいちょろくねー?」

と、呆れる馬場っちに、

「役に入ってんのと、素では違うんだよっ!」
「そうそう。だって、あれはギイだったから・・・。」

番組を忘れたように、まおがタクミだった頃のような澄んだ瞳に一瞬にして代わり見詰めてくる。

「わーっ!今役に入んなよ。まお。」
「続きは楽屋で・・・。みなさんさよーならーっ!」
「さよーなら。じゃねーだろ、勝手に締めんなよ。」
「ええ?大ちゃん嬉しいでしょ?素直じゃないんだから。」
「ほらっ。まおが困ってるだろ~~。」

ああっ!もう、どう軌道修正すればいいんだか。

誰か、助けて・・・・。



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長いなW一ページがW
読みにくくてごめんなさい。

いちゃいちゃ///を期待されたでしょうが。
敢えて、楽しい感じにしてみました^^

多分、このネタで大まおのちゅーなんて、たあっくさんのお話がUPされているだろうな。と思って^^