「あっはははっ!!!もうっ!馬場っち、やりすぎだよおっ!」
画面の向こうでお目目ギンギンにして大ちゃんとおでこをくっつけている馬場っちがアップになっている。
誰よりも、おれたちのことを理解してくれている友人。
おちゃらけてばかりいるように見えるけど、何度も馬場っちの明るさに助けられた。
寂しさだって、吹っ飛んじゃうぐらいに底抜けに明るい馬場っちの笑顔。
・・・そして、なんだか肩の力を抜いて心底楽しそうにしている大ちゃんの背中。
おれと一緒の時にはあまりみることのない、大ちゃんの弾けた姿。
「もうっ!ひどいこと考えるなあ。スタッフさんもっ!」
画面に向かって一人で笑い転げる。
「ほんとに、キスとかしちゃったら絶好だからねっ!例え事故でも許さないよ~~。
もうっ!みんなも煽らないでよ~~っ!」
・・・あれ??
目頭がじんわりと熱くなって、胸が苦しくなって、突っ込みを入れる声が震える。
画面がみるみるうちにぼやけてゆく。
「もうっ。やだぁ・・・。笑わせすぎだよぉ・・・。馬場っち。大ちゃん・・・・。」
楽しいはずなのに。
どうして涙がでてきちゃうんだろう。
・・・きっと、笑いすぎたからだ。
そんなふうに自分に言い聞かせるけれど。
馬場っちの肩をつかむ大ちゃんの指先を見た瞬間に、堰をきったように我慢できなくなった。
「だいちゃ・・・。」
あの指先のぬくもりが恋しい。
ぎゅと握り締めた拳を、心臓にぐりぐりと押し付ける。
得体の知れない痛みを閉じ込めるように。
「会いたいっ・・・よっ・・・。」
抱き締められたくて、自分の手で腕を抱き締めるけれど。
あの繊細であったかくて安心する指先でないことを実感してしまうだけで。
心臓の痛みは一向に治まらない。
「ふっ・・・。ぅえっ・・・・。」
一旦抑制が外れた感情は止めることができなくて、嗚咽が漏れる。
にぎやかに笑い転げている画面の向こうのみんなが、別世界の遠い存在のように感じられてくる。
ついこの間まで、一緒にいた仲間なのに。
賑やかな画面をそのままにして、ぱふん。とベッドに突っ伏した。
流れる涙を隠すように、枕に目頭を押し付ける。
あんなに苦しくて、泣きじゃくっていたのに。
人間と言うのは不思議なもので、そのままうとうとしてしまったらしい。
突然鳴り響いた電子音に意識を引き戻される。
「ま~おっ!おはよう。かな??今、収録終った~~。今日は疲れたよっ。馬場がさあ~~。」
「大ちゃん・・・・。」
電話の向こうから聞こえてくる大ちゃんの声が懐かしく感じられる。
昨日だって声を聞いたのに。
楽しそうに先程の報告をしてくれる大ちゃんの声を聞いているだけで、胸の痛みがじわじわと癒されてゆくのを感じる。
「大ちゃん・・・。アイタイ。あいたいよ・・・・。」
「・・・まお?」
大ちゃんがちょっと心配そうに声のトーンを落とす。
馬鹿なことしてるってわかってる。
こんなこと言われてもどうしようもないのに。
海を渡って、今すぐに飛んできて。と言いたくなる。
「会いたい・・・。ぎゅ。って抱き締めてほしいよ・・・。」
「・・・うん・・・。うん。」
自分からこの道を選ぶって決めたくせに。
勝手に寂しくなって、こんなふうに困らせて。
でも、仕方がないだろ。てたしなめるでもなく、じっとおれが気の済むまでアイタイ。と言わせてくれる。
そんな優しさにまた涙が止まらなくなってくる。
耳から感じる優しい沈黙。
遠く離れた二人の距離が、ふんわりとした空気で包まれてゆく。
「・・・落ちついたか?まお。」
「うん・・・。うん。ありがと・・・。」
いつの間にか嗚咽はすっかり落ち着いて、胸の痛みもなくなっていた。
瞼の重さだけが、自分がわがまま放題泣きじゃくってしまったことを教えてくれる。
「ごめんね。わがまま言って。」
「いいよ。それで、まおの気持ちが軽くなるなら。・・・それに、全然平気。とか言われるほうが、正直キツイかなあ・・・。」
ふふふっ。とおれのわがままをそんなふうに流してくれる。
きっと、稽古も始まって夜遅くまでの収録はしんどかったはずなのに。
おれの気が済むまで、付き合ってくれた。
「・・・じゃあ、おやすみ。愛してるよ。」
「うん・・・。おやすみ。行ってきます。」
ちゅ。とキスをくれる音が耳をくすぐる。
がんばらなきゃ。自分が決めたことなんだから。
寂しいなんて言っちゃいけない。
強がっていた気持ちがとろとろと溶けて、瞼の重さとは裏腹に、心はすっきりと軽くなっていた。
「今日も綺麗な青空だよ。」
「・・・そっか。それはよかった。」
窓の外に見える眩しいぐらいの青空が、大ちゃんの笑顔に見えた。
・・・さて。今日もがんばろーっ!!
-------------------------------------------
昨日やっとトリゾを見れました^^
大ちゃんの馬場っちの肩を抱く?つかむ??指先がやっぱり美しい///と惚れ惚れしました^^
相手が仲良しの馬場っちだけにやきもちというより、寂しくなってしまったかなあ?と思い、こんなお話にしてみまいsた^^
画面の向こうでお目目ギンギンにして大ちゃんとおでこをくっつけている馬場っちがアップになっている。
誰よりも、おれたちのことを理解してくれている友人。
おちゃらけてばかりいるように見えるけど、何度も馬場っちの明るさに助けられた。
寂しさだって、吹っ飛んじゃうぐらいに底抜けに明るい馬場っちの笑顔。
・・・そして、なんだか肩の力を抜いて心底楽しそうにしている大ちゃんの背中。
おれと一緒の時にはあまりみることのない、大ちゃんの弾けた姿。
「もうっ!ひどいこと考えるなあ。スタッフさんもっ!」
画面に向かって一人で笑い転げる。
「ほんとに、キスとかしちゃったら絶好だからねっ!例え事故でも許さないよ~~。
もうっ!みんなも煽らないでよ~~っ!」
・・・あれ??
目頭がじんわりと熱くなって、胸が苦しくなって、突っ込みを入れる声が震える。
画面がみるみるうちにぼやけてゆく。
「もうっ。やだぁ・・・。笑わせすぎだよぉ・・・。馬場っち。大ちゃん・・・・。」
楽しいはずなのに。
どうして涙がでてきちゃうんだろう。
・・・きっと、笑いすぎたからだ。
そんなふうに自分に言い聞かせるけれど。
馬場っちの肩をつかむ大ちゃんの指先を見た瞬間に、堰をきったように我慢できなくなった。
「だいちゃ・・・。」
あの指先のぬくもりが恋しい。
ぎゅと握り締めた拳を、心臓にぐりぐりと押し付ける。
得体の知れない痛みを閉じ込めるように。
「会いたいっ・・・よっ・・・。」
抱き締められたくて、自分の手で腕を抱き締めるけれど。
あの繊細であったかくて安心する指先でないことを実感してしまうだけで。
心臓の痛みは一向に治まらない。
「ふっ・・・。ぅえっ・・・・。」
一旦抑制が外れた感情は止めることができなくて、嗚咽が漏れる。
にぎやかに笑い転げている画面の向こうのみんなが、別世界の遠い存在のように感じられてくる。
ついこの間まで、一緒にいた仲間なのに。
賑やかな画面をそのままにして、ぱふん。とベッドに突っ伏した。
流れる涙を隠すように、枕に目頭を押し付ける。
あんなに苦しくて、泣きじゃくっていたのに。
人間と言うのは不思議なもので、そのままうとうとしてしまったらしい。
突然鳴り響いた電子音に意識を引き戻される。
「ま~おっ!おはよう。かな??今、収録終った~~。今日は疲れたよっ。馬場がさあ~~。」
「大ちゃん・・・・。」
電話の向こうから聞こえてくる大ちゃんの声が懐かしく感じられる。
昨日だって声を聞いたのに。
楽しそうに先程の報告をしてくれる大ちゃんの声を聞いているだけで、胸の痛みがじわじわと癒されてゆくのを感じる。
「大ちゃん・・・。アイタイ。あいたいよ・・・・。」
「・・・まお?」
大ちゃんがちょっと心配そうに声のトーンを落とす。
馬鹿なことしてるってわかってる。
こんなこと言われてもどうしようもないのに。
海を渡って、今すぐに飛んできて。と言いたくなる。
「会いたい・・・。ぎゅ。って抱き締めてほしいよ・・・。」
「・・・うん・・・。うん。」
自分からこの道を選ぶって決めたくせに。
勝手に寂しくなって、こんなふうに困らせて。
でも、仕方がないだろ。てたしなめるでもなく、じっとおれが気の済むまでアイタイ。と言わせてくれる。
そんな優しさにまた涙が止まらなくなってくる。
耳から感じる優しい沈黙。
遠く離れた二人の距離が、ふんわりとした空気で包まれてゆく。
「・・・落ちついたか?まお。」
「うん・・・。うん。ありがと・・・。」
いつの間にか嗚咽はすっかり落ち着いて、胸の痛みもなくなっていた。
瞼の重さだけが、自分がわがまま放題泣きじゃくってしまったことを教えてくれる。
「ごめんね。わがまま言って。」
「いいよ。それで、まおの気持ちが軽くなるなら。・・・それに、全然平気。とか言われるほうが、正直キツイかなあ・・・。」
ふふふっ。とおれのわがままをそんなふうに流してくれる。
きっと、稽古も始まって夜遅くまでの収録はしんどかったはずなのに。
おれの気が済むまで、付き合ってくれた。
「・・・じゃあ、おやすみ。愛してるよ。」
「うん・・・。おやすみ。行ってきます。」
ちゅ。とキスをくれる音が耳をくすぐる。
がんばらなきゃ。自分が決めたことなんだから。
寂しいなんて言っちゃいけない。
強がっていた気持ちがとろとろと溶けて、瞼の重さとは裏腹に、心はすっきりと軽くなっていた。
「今日も綺麗な青空だよ。」
「・・・そっか。それはよかった。」
窓の外に見える眩しいぐらいの青空が、大ちゃんの笑顔に見えた。
・・・さて。今日もがんばろーっ!!
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昨日やっとトリゾを見れました^^
大ちゃんの馬場っちの肩を抱く?つかむ??指先がやっぱり美しい///と惚れ惚れしました^^
相手が仲良しの馬場っちだけにやきもちというより、寂しくなってしまったかなあ?と思い、こんなお話にしてみまいsた^^