花を照らす太陽となろう。

充実した人生を送りたい。
振り返ったときに、自信のもてる生き方でありたい。

そう願い続けて、よくばってぎゅうぎゅうにかばんに夢を詰め込んだ。
重すぎてよろよろとよろけるぐらいに。

期待に夢膨らませて背負った一年生のランドセルはとっても重くて、ふらふらしたけれど。
それでも、みんなと一緒に通ううちに当たり前になった。
重いランドセルもいつしか軽くなっていた。

重過ぎると感じるぐらい欲張っても、いつかはそれが当たり前になる。
少し背伸びし続けて、最初は筋肉がつりそうになっても、いつしか平然とできるようになる。


小さな固いつぼみが、厳しい冬を越えて大輪の花を咲かせるように。
地味な下積みを喜んで積み、全て自分の力に変えてゆこう。
いつしかお前を照らす太陽となれるように。


一人っきりで、背負い込むのは辛くてしんどいときだってある。

そんな時にお前は、キラキラと瞳を輝かせて言うんだ。

辛いなんて思ったことないよ。すっごく楽しい。
だって、このお仕事好きなんだもん。

ね？と天使のような笑顔で、微笑むんだ。


だから、俺はがんばれる。


ふんわり。と微笑むお前は夢を咲かせる可憐な花のよう。


お前が花となるならば。

俺は、それを照らす太陽となろう。