人ゴミに紛れて、大好きな君の後姿が見える。
みんな自分の目的地に向かって、バラバラだけど、しっかりした足取りで歩いているスクランブル交差点。
あっと言う間に、人の波にさらわれて見失いそうになるけれど、まるで君だけは時間が止まったように
ゆっくりとたたずんでいる。
だって、君は僕の目標だから。
どんなにめまぐるしく世の中が変わろうとも、どんなに色んな人に傷つけられようとも。
ぐらぐらととてつもない力で揺さぶられようとも、絶対に見失わない。
僕は、君の背中だけを見詰めていつまでも駆けて行く。
「だいちゃっ・・・っ!!」
アスファルトを蹴り上げる自分の靴音が高らかに鳴り響く。
ぐんぐんと速度を上げて、君の背中が近づいてくる。
「追いついたっ!!!」
ぎゅ。と抱きつくと、温かい体温が僕を受け止めてくれた。
「・・・っまお。お帰り。」
いつでもこうやって僕のことを待っていてくれるよね。
容赦ないぐらいにどんどん高みを目指して、ついていけないかも。と息を切らすけれど。
必死に走って、走って、追いつく僕を待っていてくれる。
大ちゃんのお腹に回した腕に、大ちゃんの温かい掌が重なる。
ほっ。と心から安堵する瞬間。
「がんばったよ。僕。」
「ああ。よく頑張ったな。」
アスリートにとって、トップを走り続づけることは難しい、と言う。
常に前には何もない空間が広がっていて、自分で道を切り開かなければいけないから。
ふわふわと曖昧な世界に、しっかりとした目印をつけるのは困難だ。
だけど、僕には追い続けることのできる君がいる。
走り抜けて、追いつけば「がんばったな。」と受け止めてくれる君がいる。
このぬくもりを感じるだけで、僕はどこまでもがんばれる。
「ありがとお。大ちゃん。愛してるよ。」
ふわ。と大好きな人の甘い香りに包まれる。
どんなものよりも、効果のあるご褒美だよ。
-------------------------------------------
前へ。前へ。
上に。上に。
キラキラとまぶしく輝く未来を目指して。
強く。しっかり。迷わずに。
毎日、全力投球で生きていた。
たくさんの人が行き交うこの世界で、みんながそれぞれの道を目指して努力している。
立ち止まってしまうと、再び歩き出せなくなりそうで。
高みを目指し続けることに疲れても、気がかないふりをして、走り続けた。
「大ちゃんっ!」
ぽすんっ!と背中に愛おしい衝撃を感じる。
ぎゅうっと抱き締めれた腕の強さに、背中に感じるぬくもりに。
張り詰めていた緊張の糸がゆるゆるとほどけてゆくのを感じる。
「まお・・。待ってたよ。」
混迷する世の中で、自分は一人きりじゃじゃないんだ。と実感できる。
抱き締めてくれる存在がここにある。
険しく、辛くても。
漠然とした未来に自分を見失いそうでも。
振り返れば、お前がいる。
だから、俺は走り続けることができるんだ。
自分を信じて。
・・・お前の信じてくれる、自分を・・・・。
-------------------------------------------
まおと、大ちゃんそれぞれの視点から描いて見ました^^
みんな自分の目的地に向かって、バラバラだけど、しっかりした足取りで歩いているスクランブル交差点。
あっと言う間に、人の波にさらわれて見失いそうになるけれど、まるで君だけは時間が止まったように
ゆっくりとたたずんでいる。
だって、君は僕の目標だから。
どんなにめまぐるしく世の中が変わろうとも、どんなに色んな人に傷つけられようとも。
ぐらぐらととてつもない力で揺さぶられようとも、絶対に見失わない。
僕は、君の背中だけを見詰めていつまでも駆けて行く。
「だいちゃっ・・・っ!!」
アスファルトを蹴り上げる自分の靴音が高らかに鳴り響く。
ぐんぐんと速度を上げて、君の背中が近づいてくる。
「追いついたっ!!!」
ぎゅ。と抱きつくと、温かい体温が僕を受け止めてくれた。
「・・・っまお。お帰り。」
いつでもこうやって僕のことを待っていてくれるよね。
容赦ないぐらいにどんどん高みを目指して、ついていけないかも。と息を切らすけれど。
必死に走って、走って、追いつく僕を待っていてくれる。
大ちゃんのお腹に回した腕に、大ちゃんの温かい掌が重なる。
ほっ。と心から安堵する瞬間。
「がんばったよ。僕。」
「ああ。よく頑張ったな。」
アスリートにとって、トップを走り続づけることは難しい、と言う。
常に前には何もない空間が広がっていて、自分で道を切り開かなければいけないから。
ふわふわと曖昧な世界に、しっかりとした目印をつけるのは困難だ。
だけど、僕には追い続けることのできる君がいる。
走り抜けて、追いつけば「がんばったな。」と受け止めてくれる君がいる。
このぬくもりを感じるだけで、僕はどこまでもがんばれる。
「ありがとお。大ちゃん。愛してるよ。」
ふわ。と大好きな人の甘い香りに包まれる。
どんなものよりも、効果のあるご褒美だよ。
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前へ。前へ。
上に。上に。
キラキラとまぶしく輝く未来を目指して。
強く。しっかり。迷わずに。
毎日、全力投球で生きていた。
たくさんの人が行き交うこの世界で、みんながそれぞれの道を目指して努力している。
立ち止まってしまうと、再び歩き出せなくなりそうで。
高みを目指し続けることに疲れても、気がかないふりをして、走り続けた。
「大ちゃんっ!」
ぽすんっ!と背中に愛おしい衝撃を感じる。
ぎゅうっと抱き締めれた腕の強さに、背中に感じるぬくもりに。
張り詰めていた緊張の糸がゆるゆるとほどけてゆくのを感じる。
「まお・・。待ってたよ。」
混迷する世の中で、自分は一人きりじゃじゃないんだ。と実感できる。
抱き締めてくれる存在がここにある。
険しく、辛くても。
漠然とした未来に自分を見失いそうでも。
振り返れば、お前がいる。
だから、俺は走り続けることができるんだ。
自分を信じて。
・・・お前の信じてくれる、自分を・・・・。
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まおと、大ちゃんそれぞれの視点から描いて見ました^^