「こんなふうなのかな??」



BACSを見ていると、谷口さんの色っぽくて優しい瞳に引き込まれる。

「繊細な感情を描いていて・・・。」

うんうん。と谷口さんの話をまるで惚気話を聞いているように、聞いている大ちゃん。

「わかります。俺もBLやってたんで。」

甘く蕩けるような表情で、大ちゃんが谷口さんに言う。

わざわざ言わなくてもいいのに。

若手俳優の通る道、みたいな印象があるから、おれは自分からは言いたくない。

なのに、大ちゃんはさらっと何でもないことのように、言う。

「そうですよね。俺も、まおのこと大切に想って、撮影に望んだのでわかります。」

みたいな。

おれの知らないところで、おれの話をしている大ちゃんは、こんな風なのだろうか。

こんなに優しく愛おしそうな瞳をして、しっとり並んで語り合っているのだろうか?

そう思うと、なんだか胸の奥がくすぐったい。


「大切に思っていますから。」みたいなオーラで、そんなふうに谷口さんと話さないで。

恥ずかしすぎて、続きが見れなくなっちゃうから。


「この二人って、ちょっと似てるかも・・・。」


大人の色気がしたたるぐらいあるのに、少年のように無邪気に笑う。

くるくると変化する表情と、豊かな感情表現。

ふっと細められた瞳の柔らかい光。


「でも、大ちゃんはでいすい。は無理だよな~~。」


そもそも、でいすい。なんてされてしまったら寂しいじゃないか。

たくさんお話したり、触れ合ったりしたいのに、先に寝ちゃうんだもん。


「そっかあ。でも、朝までイケルんだ~~。」


グラスを片手に、朝まで呑みながらちゅ。ちゅ。できるんだ。


ちょっと、魅力的かも・・・。



すこーしだけ、ほんのちょとだけ、トキメいてしまったのは、大ちゃんには内緒だ。



---------------------------------------

大ちゃんはもちろん。だけど、昨日は谷口さんの色気にやられっぱなしでしたあああ////
あれで、36歳!!
おじさん臭さは微塵も感じさせないのに、あの大人の色香は素晴らしい!
「どうしても~~」のときは、短髪だったからあまり思わなかったけど、あんなに色気のある人だったのね~~^^