「んん~~。」

眩しい朝の光に誘われて、ごろん。寝返りをうつ。

・・・ん??何とも心もとない感触・・・。


うっすら。と目を開ければ、等身大の抱き枕と目が合った。


「ま~~お~~??」


ベッドの中から、まおを呼ぶ。


「なあに?大ちゃん。」


すっかり身支度を整えて、朝からゴルフの素振り練習でもしてきたのだろうか。
やけにすっきりした表情でまおが答える。


「・・・お前。なに手え抜いてるの?」


ぽんぽん。と抱き枕を叩いて、ぱふん。とその上に乗っかる。


「え~~。抜いてないよお。おれがいなかったら熟睡できない。ってすぐ起きちゃう大ちゃんのために、わざわざそーっと起こさないようにソレ、身代わりに置いていったのに~~。」

もう~~。と言いながらも、まおがベッドにきてくれる。


「だあ~めっ。お前を抱き締めないと、朝が始まらないからな。」
「もう~~。しょうがないなあ・・・。」

ベッドサイドに腰掛けて、ちゅ。とキス一つで済まそうとするまおの腕を、ぐいっと引っ張りバランスを崩して落ちてきたところを受け止める。


「・・・まだ早いよ?もうちょっと寝てていいのに・・・。」
「お前のいないベッドで寝るなんて、不毛だな。」


「わーっ。そんな理由で起きる時間決めたら、生活リズムぐちゃぐちゃになっちゃうよ~~。」
「・・・ほっとけ。俺にとっては、一番重要事項なんだよ。それで決めるのが一番安定するのっ。」


まおを布団の中に引っ張りいれて、ごちゃごちゃと言う唇をキスで塞ぐ。


「おれがいなくなったら、どうするんだよ?」
「・・・んー・・・。朝のスイッチが入らなくて、苦労するだろうなあ・・。
あ。毎日モーニングコールかけてきて。」


ちゅ。ちゅ。と首筋に、胸にキスを落とすと、時々ふるふるっと震えながらもおしゃべりを止めない。


「・・・大ちゃん。時差、何時間あると思ってるの?」
「おまっ。愛があれば、時差なんて関係ないだろ~~?」


「はいはい。ほんとにもう、甘えたなんだから~~。」
「・・・悪いか。」


まおが呆れたように、俺の頭をなでなでする。
そうだよ。お前ナシでは生きていけないんだから、しょうがない。


「・・・ううん。嬉しい。愛してるよ。大ちゃん。」
「・・・俺も。ずっと、ずっと側にいてくれな・・・。まお。」


「ん・・・。」


眩しい朝の光に祝福されて。


しっかりと抱き合いながら、ベッドの中で惰眠を楽しむ。


お前の肌が、掌に吸い付くほどに時間を過ごしてきたんだぞ??


お前が存在しなければ、一日が始められないじゃないか・・・・。




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おはようごさいます^^

昨日からラジオ体操が始まったため、いつもはぎりぎり7時に起きる私も、今日は早起き^^
6時過ぎにおきたので、久々に朝のお話をUPしてみましたあああ^^

やっぱりいいですね^^
朝の大マオさん大好きです。

では、みなさんもよい一日をっ!!!!