今日は家具やさんに大ちゃんとお買い物。
んふ。ブライダル家具。って言いたいところだけど・・・。
それはね。留学から帰ってきてからのお楽しみ。
もちろん、今から物件は探してるんだけどね。
小さくてもいいから自然が感じられる植物を育てれるぐらいのスペースがあるバルコニーがあって。
ゆったり二人で過ごせるリビングと、寝室と、それぞれの個室。
あ。これだけは外せないのが、壁の分厚さ。
誰かさんがお風呂で発声練習するし、おれが入ってたらちょっかいかけてきて、そのままアッチ方面になだれこみ・・・。ってこともあるし。
もちろん、ベッドは壁からうんと離して置く。か、リビング側の壁にくっつける。とか、色々インテリアよりも実用性を考えてないといけないことが多々あるからね。
やっぱ、いくら賃貸とは言え、気を遣うんだもん。
愛し合うことには、後ろめたさはないけどね。
胸を張って、素敵な恋人です。って言えるけどね。
やっぱり、初めて聞いたらびっくりしちゃうよね。
だから、周囲には家賃を浮かすためのルームシェアと説明できるように、万が一にでも声が漏れちゃわないように細心の注意を払わなきゃ。
べったり一緒にいたい。と思うときもあれば、やっぱりお仕事が違うから、台本に集中したり、
作業に没頭したりしたい時間もあるかもね。ってことで個室も欲しい。
一番の悩みは大ちゃんの増え続けるDVDコレクションをどうするか?ということ。
もちろん二人でDVD鑑賞をすればいいのだからリビングに置けばいいのだけれど、
こだわりを持って並べたい大ちゃんは、結局自分一人で管理することになるだろうし・・・。
ひとまず段ボールに詰めて並べてたんだけど、やっぱりきっちりした棚が欲しいよね・・・。ってことになって。
「通販も便利だけど、やっぱり自分の目で確かめたいっ!!ほら。家具って質感とか、木の香りとか、厚みとか全然違うでしょーっ!!」
って、通販でワンクリックでお買い物しようとする大ちゃんを説得して家具やさんデートの約束をした。
「中身は大ちゃんが好きに並べていいから。おれに選ばせて。・・・ね?」
だっていづれはブライダル家具一式で統一するんだもん。
不自然なアイテムは入れたくないじゃんか。
ましてや、リビングに置くならば、収納力重視のやっぱり安っぽい通販の家具より、しっとりした質感の本物の木がいい。
「あっちから帰ってくる頃には、全部自分でオーダーメイドできるぐらいになってたいなあ・・。」
チェアに貼る皮サンプルの本のページを頭の中でめくりながら、夢を馳せる。
二人で囲む食卓が、より幸せなものになるようなイメージで。
<二人の新しい未来を飾ります。 mao select>
なーんてねっ!!!
自分で一式まるごとデザインして新居に入れるから、待っててねっ!!!
「・・・ねえ。これがいいんだけど。」
細かい正方形のキューブが並んでいるようなデザインの落ち着いたブラウンの飾りだな。
「すっごくかわいい。これ。」
収納力もありそうで、しかも整理もしやすそう。
「・・・うん。いいんじゃねー?」
大ちゃんが値札をぴらり。と眺める。
「ま、モノがよければ、ちょっとぐらい高くてもな。」
既製品で5万円というのは、高いといえば高いけれど、これだけしっかりした木をふんだんに使っていれば仕方ないよな。
「・・・でも、配送料2000円か~~。」
「普通、配送料込み、だよね。」
わざわざ別に配送料。って書いてあると、細かい大ちゃんは気になってしまうらしい。
「だってさ~~。俺、多分運べるもん。」
「・・・え?だって、結構重いよ?コレ。」
「だって、ピアノの配送バイトしてたんだぞっ!?よっぽどそっちのほうが重いよ。コツさえつかんだら、まおでもできるよ。」
「・・・それって、手伝って。ってこと?」
「そう。宜しくな。」
まだ返事もしていないのに、さっさと車を借りる手配をしている。
「ほら。まお。乗って??」
返事もしていないけど。
テキパキとラックを荷台に積んで、軽トラに乗り込んで助手席のドアを開けてくれる大ちゃんは、
スポーツカーに乗っていなくても、やっぱりカッコいい。
なんというか。
かっこつけていないのに、カッコいい、男臭いカッコよさ。なのだ。
軍手をはめて、ひらり、と荷台に飛び乗る大ちゃんを見ていると、思わず手ぬぐいもいる??
とタオルを渡しそうになる。
なんだか、頼もしい。
きっと、おれがデサインした家具も、こうやって運んでくれるんだよね。
新しい新居に。
んふ。ブライダル家具。って言いたいところだけど・・・。
それはね。留学から帰ってきてからのお楽しみ。
もちろん、今から物件は探してるんだけどね。
小さくてもいいから自然が感じられる植物を育てれるぐらいのスペースがあるバルコニーがあって。
ゆったり二人で過ごせるリビングと、寝室と、それぞれの個室。
あ。これだけは外せないのが、壁の分厚さ。
誰かさんがお風呂で発声練習するし、おれが入ってたらちょっかいかけてきて、そのままアッチ方面になだれこみ・・・。ってこともあるし。
もちろん、ベッドは壁からうんと離して置く。か、リビング側の壁にくっつける。とか、色々インテリアよりも実用性を考えてないといけないことが多々あるからね。
やっぱ、いくら賃貸とは言え、気を遣うんだもん。
愛し合うことには、後ろめたさはないけどね。
胸を張って、素敵な恋人です。って言えるけどね。
やっぱり、初めて聞いたらびっくりしちゃうよね。
だから、周囲には家賃を浮かすためのルームシェアと説明できるように、万が一にでも声が漏れちゃわないように細心の注意を払わなきゃ。
べったり一緒にいたい。と思うときもあれば、やっぱりお仕事が違うから、台本に集中したり、
作業に没頭したりしたい時間もあるかもね。ってことで個室も欲しい。
一番の悩みは大ちゃんの増え続けるDVDコレクションをどうするか?ということ。
もちろん二人でDVD鑑賞をすればいいのだからリビングに置けばいいのだけれど、
こだわりを持って並べたい大ちゃんは、結局自分一人で管理することになるだろうし・・・。
ひとまず段ボールに詰めて並べてたんだけど、やっぱりきっちりした棚が欲しいよね・・・。ってことになって。
「通販も便利だけど、やっぱり自分の目で確かめたいっ!!ほら。家具って質感とか、木の香りとか、厚みとか全然違うでしょーっ!!」
って、通販でワンクリックでお買い物しようとする大ちゃんを説得して家具やさんデートの約束をした。
「中身は大ちゃんが好きに並べていいから。おれに選ばせて。・・・ね?」
だっていづれはブライダル家具一式で統一するんだもん。
不自然なアイテムは入れたくないじゃんか。
ましてや、リビングに置くならば、収納力重視のやっぱり安っぽい通販の家具より、しっとりした質感の本物の木がいい。
「あっちから帰ってくる頃には、全部自分でオーダーメイドできるぐらいになってたいなあ・・。」
チェアに貼る皮サンプルの本のページを頭の中でめくりながら、夢を馳せる。
二人で囲む食卓が、より幸せなものになるようなイメージで。
<二人の新しい未来を飾ります。 mao select>
なーんてねっ!!!
自分で一式まるごとデザインして新居に入れるから、待っててねっ!!!
「・・・ねえ。これがいいんだけど。」
細かい正方形のキューブが並んでいるようなデザインの落ち着いたブラウンの飾りだな。
「すっごくかわいい。これ。」
収納力もありそうで、しかも整理もしやすそう。
「・・・うん。いいんじゃねー?」
大ちゃんが値札をぴらり。と眺める。
「ま、モノがよければ、ちょっとぐらい高くてもな。」
既製品で5万円というのは、高いといえば高いけれど、これだけしっかりした木をふんだんに使っていれば仕方ないよな。
「・・・でも、配送料2000円か~~。」
「普通、配送料込み、だよね。」
わざわざ別に配送料。って書いてあると、細かい大ちゃんは気になってしまうらしい。
「だってさ~~。俺、多分運べるもん。」
「・・・え?だって、結構重いよ?コレ。」
「だって、ピアノの配送バイトしてたんだぞっ!?よっぽどそっちのほうが重いよ。コツさえつかんだら、まおでもできるよ。」
「・・・それって、手伝って。ってこと?」
「そう。宜しくな。」
まだ返事もしていないのに、さっさと車を借りる手配をしている。
「ほら。まお。乗って??」
返事もしていないけど。
テキパキとラックを荷台に積んで、軽トラに乗り込んで助手席のドアを開けてくれる大ちゃんは、
スポーツカーに乗っていなくても、やっぱりカッコいい。
なんというか。
かっこつけていないのに、カッコいい、男臭いカッコよさ。なのだ。
軍手をはめて、ひらり、と荷台に飛び乗る大ちゃんを見ていると、思わず手ぬぐいもいる??
とタオルを渡しそうになる。
なんだか、頼もしい。
きっと、おれがデサインした家具も、こうやって運んでくれるんだよね。
新しい新居に。