春のお出掛け。
別にどこだっていいのだけれど、こういうのんびりした気候の日は、ぼけーっと日向ぼっこしているカピパラでも眺めようか。という気分になる。
「なあ。まお。動物園いこっか。」
「動物園~~?久しぶりだなあ。子どものころに、親といったっきりかも。」
電車の時間を調べて、密かにインナーのシャツをペアルックにして、ジャケットはデザインを変えて。
なんだかそれだけで、デート気分が大いに盛り上がる。
「大ちゃん、何が好きなの?」
「んー・・・。生き物は何でも好きだけど、子動物よりはのんびりした癒し系かなあ。」
「・・・おれって、のんびりした癒し系??」
「や・・・。まおは、どっちかとゆーと、小動物で癒し系。可愛くて、抱きしめたくなる。」
「ふふっ。そうなんだあ。」
ぎゅ。と腕の中に閉じ込めると、嬉しそうに笑うまお。
動物園には、華やかな羽根を広げた孔雀とか、この季節だけ華やかな色彩で彩られる鳥たちが美しさを競っている。
「わあ。孔雀綺麗だね~~。羽根広げてくれたっ。見れてラッキイ。」
キラキラと瞳を輝かせながら、近づいてくる孔雀を眺めている。
「・・・おいおい。まお。求婚されてるぞ。」
「えっ・・・。」
さすがは、まお。
人間で、しかも男なのに、孔雀のメスを差し置いてまで求婚されるとは。
これが人間のオトコなら、俺も本気で嫉妬するところだが、相手が孔雀なものだから、なんだかほのぼのとしてしまう。
「そーか。そーか。お前もまおの魅力がわかるんだなっ。でも、いくら求婚しても身分違いの恋だからな~~。」
「ちょ。求婚ってどういうこと?」
勝手に孔雀と話を進めている俺の袖を、ちょいちょいとひっぱってくる。
「孔雀が羽根広げてアピールするのは、、求婚のサインだろ?しかも春だけ。」
「・・・えっ。そうだったの~?一年中するのかと思ってた~~。じゃあ、本当にすっごく見れてラッキイだったんだねっ!!」
感心・感激~~。って感じで素直に喜んでいる。
「・・・お前なら、間違いなくいつでも見れるよ。ほら。こいつも一目惚れだろ?」
「孔雀に一目惚れされても・・・。」
「恋をすると綺麗になる。って言うけど、動物は雄のほうが美しくなるんだよな~~。
・・・って、人間もそうだと思うけど。」
「そうだよね~~。恋をしてると、男の人だって、きらきらしてるもんねっ。」
「まおがずうっと・・・。出逢ったときよりもどんどん綺麗になってきたのは、俺にずうっと恋心を持ってくれていた証拠だろ?」
手すりにつかまって、俺のほうを見ていたまおが、かあぁ。と頬を染める。
「・・・大ちゃんだって・・・。いつも艶々でおーらぷんぷんで、カッコイイじゃない・・・。」
「じゃあ、まおに毎日恋し続けているせいだ。」
こつん。と額をくっつける。
春は恋の季節。
求愛のために動物の雄は美しくなる。
恋し続けていたら、季節に関係なくどんどん綺麗になるよな。
お前も、俺も。
-------------------------------------
お話はお休み。と思っていたけれど、やっぱり描かないと落ち着かない私WW
面白くないんだから、書かなくても。って思うんだけど、書いちゃうんだよね~~WW
お目汚しでごめんなさいW
別にどこだっていいのだけれど、こういうのんびりした気候の日は、ぼけーっと日向ぼっこしているカピパラでも眺めようか。という気分になる。
「なあ。まお。動物園いこっか。」
「動物園~~?久しぶりだなあ。子どものころに、親といったっきりかも。」
電車の時間を調べて、密かにインナーのシャツをペアルックにして、ジャケットはデザインを変えて。
なんだかそれだけで、デート気分が大いに盛り上がる。
「大ちゃん、何が好きなの?」
「んー・・・。生き物は何でも好きだけど、子動物よりはのんびりした癒し系かなあ。」
「・・・おれって、のんびりした癒し系??」
「や・・・。まおは、どっちかとゆーと、小動物で癒し系。可愛くて、抱きしめたくなる。」
「ふふっ。そうなんだあ。」
ぎゅ。と腕の中に閉じ込めると、嬉しそうに笑うまお。
動物園には、華やかな羽根を広げた孔雀とか、この季節だけ華やかな色彩で彩られる鳥たちが美しさを競っている。
「わあ。孔雀綺麗だね~~。羽根広げてくれたっ。見れてラッキイ。」
キラキラと瞳を輝かせながら、近づいてくる孔雀を眺めている。
「・・・おいおい。まお。求婚されてるぞ。」
「えっ・・・。」
さすがは、まお。
人間で、しかも男なのに、孔雀のメスを差し置いてまで求婚されるとは。
これが人間のオトコなら、俺も本気で嫉妬するところだが、相手が孔雀なものだから、なんだかほのぼのとしてしまう。
「そーか。そーか。お前もまおの魅力がわかるんだなっ。でも、いくら求婚しても身分違いの恋だからな~~。」
「ちょ。求婚ってどういうこと?」
勝手に孔雀と話を進めている俺の袖を、ちょいちょいとひっぱってくる。
「孔雀が羽根広げてアピールするのは、、求婚のサインだろ?しかも春だけ。」
「・・・えっ。そうだったの~?一年中するのかと思ってた~~。じゃあ、本当にすっごく見れてラッキイだったんだねっ!!」
感心・感激~~。って感じで素直に喜んでいる。
「・・・お前なら、間違いなくいつでも見れるよ。ほら。こいつも一目惚れだろ?」
「孔雀に一目惚れされても・・・。」
「恋をすると綺麗になる。って言うけど、動物は雄のほうが美しくなるんだよな~~。
・・・って、人間もそうだと思うけど。」
「そうだよね~~。恋をしてると、男の人だって、きらきらしてるもんねっ。」
「まおがずうっと・・・。出逢ったときよりもどんどん綺麗になってきたのは、俺にずうっと恋心を持ってくれていた証拠だろ?」
手すりにつかまって、俺のほうを見ていたまおが、かあぁ。と頬を染める。
「・・・大ちゃんだって・・・。いつも艶々でおーらぷんぷんで、カッコイイじゃない・・・。」
「じゃあ、まおに毎日恋し続けているせいだ。」
こつん。と額をくっつける。
春は恋の季節。
求愛のために動物の雄は美しくなる。
恋し続けていたら、季節に関係なくどんどん綺麗になるよな。
お前も、俺も。
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お話はお休み。と思っていたけれど、やっぱり描かないと落ち着かない私WW
面白くないんだから、書かなくても。って思うんだけど、書いちゃうんだよね~~WW
お目汚しでごめんなさいW