休日にテレビのチャンネルを、ランダムにいじっていた。
「何にも見るものないなあ・・・。ゴルフ中継とか、見てて楽しいかなあ。」
「ゴルフは、見るよりするほうが楽しいからな。」
何気なく大ちゃんがぽそり、とつぶやいた言葉。
「えっ。大ちゃんゴルフできるの?」
「親父がしてたからなあ。それに付き合って。」
うそっ。そんな共通点があったなんてっ!!!
今まで、お父さんがゴルフに出かけてても、「いってらしゃーいっ。」って普通に見送っちゃてたっ!!
おれも、お父さんに付き合ってやってればよかったあ。
何でもできる大ちゃん。
・・・本当に、何でもできるんだね・・・。
尊敬だあ。
じいいっと大ちゃんを見詰めていると。
「またお互いに時間ができるようになったら、まおにも教えてやるよ。一緒にコース回れるようになったら楽しいもんな。」
「・・・うんっ。」
わあっ。大ちゃんと大自然の中でゴルフデートかあ。
あっ。ちょっとクラブを握って構える大ちゃんの後姿を想像しただけで、きゅんとしちゃった。
でもでもっ!!
同じ行くからには、デートだけじゃなくて、やっぱり楽しみたい。
大ちゃんと並んでプレイがしたい。
一から教えてもらうばっかりで終っちゃったらもったいないもん。
その夜、実家に帰ってさっそく「お父さん、今度のゴルフ一緒に連れていってよ。」
と、お願いしたのは言うまでもない。
・・・そして、予定外にゴルフそのものにハマリすぎてしまい、本題であるはずの大ちゃんそっちのけで
一人で出かけたり、予定の会う仲間とゴルフに出かけすぎて・・・・。
「もう、俺が教えなくてもいいだろ?」
と、大ちゃんがふてくされてしまい、ゴルフデートはなかなか実現しなかった。
でも、ちゃんとおれがお休みに入って、大ちゃんも時間に余裕ができてから誘ってくれた。
「まお~~。今度の休み、ゴルフ行ってみるか?」
「・・・うんっ!!」
クローゼットの扉を閉める大ちゃんの背中に飛びつく。
えへへ。やっぱり、優しい。
ちょっと反省して、最近はゴルフも控えていたのだ。
「怒ってないの・・・?」
「ん?なんで怒るんだ?」
「・・・なんでもな~いっ。」
おれのマイペースなところを、さらり、と許してくれていることが嬉しくて。
きちんと約束を守って、誘ってくれたことが嬉しくて。
ぎゅうぎゅうと、そのまま大ちゃんにしがみついた。
「・・・まお。着替えれないから。」
「んんっ・・・。もうちょとだけ、抱っこさせて?」
「・・・いいけど。その後の責任取れよ?」
「・・・うん・・・・。」
大ちゃんのお腹に回した腕に、指先が重なる。
思う存分抱きしめた後は、思う存分抱きしめてもらおう。
ふっ。と腕の力を抜くと同時に、振向いた大ちゃんに丸ごと抱きすくめられた。
「何にも見るものないなあ・・・。ゴルフ中継とか、見てて楽しいかなあ。」
「ゴルフは、見るよりするほうが楽しいからな。」
何気なく大ちゃんがぽそり、とつぶやいた言葉。
「えっ。大ちゃんゴルフできるの?」
「親父がしてたからなあ。それに付き合って。」
うそっ。そんな共通点があったなんてっ!!!
今まで、お父さんがゴルフに出かけてても、「いってらしゃーいっ。」って普通に見送っちゃてたっ!!
おれも、お父さんに付き合ってやってればよかったあ。
何でもできる大ちゃん。
・・・本当に、何でもできるんだね・・・。
尊敬だあ。
じいいっと大ちゃんを見詰めていると。
「またお互いに時間ができるようになったら、まおにも教えてやるよ。一緒にコース回れるようになったら楽しいもんな。」
「・・・うんっ。」
わあっ。大ちゃんと大自然の中でゴルフデートかあ。
あっ。ちょっとクラブを握って構える大ちゃんの後姿を想像しただけで、きゅんとしちゃった。
でもでもっ!!
同じ行くからには、デートだけじゃなくて、やっぱり楽しみたい。
大ちゃんと並んでプレイがしたい。
一から教えてもらうばっかりで終っちゃったらもったいないもん。
その夜、実家に帰ってさっそく「お父さん、今度のゴルフ一緒に連れていってよ。」
と、お願いしたのは言うまでもない。
・・・そして、予定外にゴルフそのものにハマリすぎてしまい、本題であるはずの大ちゃんそっちのけで
一人で出かけたり、予定の会う仲間とゴルフに出かけすぎて・・・・。
「もう、俺が教えなくてもいいだろ?」
と、大ちゃんがふてくされてしまい、ゴルフデートはなかなか実現しなかった。
でも、ちゃんとおれがお休みに入って、大ちゃんも時間に余裕ができてから誘ってくれた。
「まお~~。今度の休み、ゴルフ行ってみるか?」
「・・・うんっ!!」
クローゼットの扉を閉める大ちゃんの背中に飛びつく。
えへへ。やっぱり、優しい。
ちょっと反省して、最近はゴルフも控えていたのだ。
「怒ってないの・・・?」
「ん?なんで怒るんだ?」
「・・・なんでもな~いっ。」
おれのマイペースなところを、さらり、と許してくれていることが嬉しくて。
きちんと約束を守って、誘ってくれたことが嬉しくて。
ぎゅうぎゅうと、そのまま大ちゃんにしがみついた。
「・・・まお。着替えれないから。」
「んんっ・・・。もうちょとだけ、抱っこさせて?」
「・・・いいけど。その後の責任取れよ?」
「・・・うん・・・・。」
大ちゃんのお腹に回した腕に、指先が重なる。
思う存分抱きしめた後は、思う存分抱きしめてもらおう。
ふっ。と腕の力を抜くと同時に、振向いた大ちゃんに丸ごと抱きすくめられた。