店に着くと、二人はすでに待っていた。

メニューを二人で覗き込みながら、楽しそうに話している。

先輩を待たせちゃった。
10分前についたのにっ。

ちょっぴり焦るけれど、楽しそうな二人を見て、なんだかほっとする。

僕に気がつくと、まお君がキラッキラの笑顔で迎えてくれた。

あー・・・。
すっごくオトナになったけど、やっぱ、この笑顔は変わってないなあ。



「そっかあ。しょーごもがんばってるんだな。」

なぜだか二人にしみじみされてしまう。

まお君とは、数ヶ月ぶりなのかもしれないけど、まお君の話の反応と明らかに違うんですけど?

まお君のときは、そんな「へええっ。そうなんだあ。」って驚きもなく、ニコニコしながらまお君の話を聞いていた大ちゃん。
僕が一人「そうなんだあ。まお君すごいねえ。」なんて感心しっぱなしでオーバーアクションなのかなあ?ってちょっぴり恥ずかしかったぐらいなのに。

なんだか二人同時に身を乗り出して、ハモルように感心されると、じり。と隅に下がってしまう。

なんか・・・。
なんか・・・。

この二人って・・・・。

やっぱり、そうなんだあ。

自分から聞くのも失礼かなあ?と思って、聞かなかったけど。


お店に着いて乾杯をしてからのできごとが、ぴぴぴっと繋がる。


「なあ。二人の元気な姿ブログにUPしてもいいか?きっと、みんな喜ぶよ。」
「うんっ。ありがとお。大ちゃん。」

「じゃあ、お前ら、そっちに移動な。」
「・・・え?どうしてですか?」

別に、わざわざ席移動しなくてもいいのに。

「わかってないなあ。しょーごは。可愛い弟分二人です。っていう図にしたいからに決まってるだろっ。」
「・・・あっ。そうですねっ。」

その時は、すんなり理解して席替えをしたんだけど。

「あ。まお。指輪外したか?」
「あっ。忘れてたっ。」

「みんな、チェック厳しいからなあ。」
「んふっ。おれはばれてもかまわないけど。」


「・・・まおはなあ・・・。俺は、色々突っ込まれるからな。」

なーんて二人のやり取りを、不思議な気分で見ていたのだけれど。


ふーん。そうなんだあ。

よかったね。

まお君。

大ちゃんも、すっごく幸せそうだし。


直接名前を出されて相談されたことはなかったけど。

まお君の恋話の「完璧で、オトナで、憧れている人。」って大ちゃんのことだったんだね。

やっぱり。



これは、二人ともじゃんじゃん飲まして、話聞かなきゃなあ(笑)



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ややこしいので、A/Bって感じで書いてゆきますが、全く別のお話だと思って読んでくださいね~~WW
タイトルを全部考えるのが、面倒臭いだけ(笑)