初めての映像のお仕事で、勝手がわからず緊張していた。
稽古で仲間と作り上げていくというよりは、ほとんど初めまして、状態でスタートする現場というのも、想像できなかったし、共演する渡辺君や、浜尾君とも初顔合わせだった。
もちろん、テニミュの先輩なので、名前も顔もよく知ってはいたけれど。
大ちゃんはすっごく気さくに話しかけてくれて、テニミュの話題で盛り上がって、顔なじみの監督やスタッフさんの紹介なんかも進んでしてくれたお陰で、思ったよりもすんなりと現場になじむことができた。
うん。なんだか居心地いいなあ。この現場。
緊張しながらも、みんながアットホームに迎えてくれるような気がして、すっかり心を許していた。
後から合流した浜尾君。
綺麗な子だなあ・・・。と出逢った瞬間に思った。
実物を生で見たときに思った感想。
挨拶は普通にしたけれど、撮影の合間は一人で台本を静かに読んだり、監督と話をしていることが多かった。
なんだか壁があるような気がして、入っていったらいけないのかな??
あんまり話しかけないほうがいいのかな??
そんなふうに感じて、様子を伺っていた。
そんな僕に大ちゃんが声をかける。
「まおは、いつもああだから。・・・今回は、特にみんなとじゃれあうような役じゃないしな。別に気にしなくていいよ。」
「あ・・・。そうなんだ。」
みんなから少し離れているまお君を見守るような優しい眼差しに、
そっか・・。二人はテニミュでも同じ4代目だし、監督とも3年間映画をやってきたんだっけ・・・。
何も言わなくても理解しあっている。
そんな雰囲気を感じて、羨ましいような、そんな二人が主役で安心したような気がした。
笑わないまお君。
撮影中も、撮影の合間も。
でも、休憩中はさりげなく大ちゃんの隣に並んでほっとしたような表情をみせる。
食事をするときには、大ちゃんと並んで小突き会ったりしながら、意外にもきゃきゃ嬉しそうに笑いながら豪快にごはんをほお張る。
・・・なんか、ギャップがあって面白い。
笑わないあゆむが、おじいちゃんを亡くさずに育ったらこんな感じだったのかなあ??
なんて、楽しそうに笑うまお君を見て思うようになっていた。
稽古で仲間と作り上げていくというよりは、ほとんど初めまして、状態でスタートする現場というのも、想像できなかったし、共演する渡辺君や、浜尾君とも初顔合わせだった。
もちろん、テニミュの先輩なので、名前も顔もよく知ってはいたけれど。
大ちゃんはすっごく気さくに話しかけてくれて、テニミュの話題で盛り上がって、顔なじみの監督やスタッフさんの紹介なんかも進んでしてくれたお陰で、思ったよりもすんなりと現場になじむことができた。
うん。なんだか居心地いいなあ。この現場。
緊張しながらも、みんながアットホームに迎えてくれるような気がして、すっかり心を許していた。
後から合流した浜尾君。
綺麗な子だなあ・・・。と出逢った瞬間に思った。
実物を生で見たときに思った感想。
挨拶は普通にしたけれど、撮影の合間は一人で台本を静かに読んだり、監督と話をしていることが多かった。
なんだか壁があるような気がして、入っていったらいけないのかな??
あんまり話しかけないほうがいいのかな??
そんなふうに感じて、様子を伺っていた。
そんな僕に大ちゃんが声をかける。
「まおは、いつもああだから。・・・今回は、特にみんなとじゃれあうような役じゃないしな。別に気にしなくていいよ。」
「あ・・・。そうなんだ。」
みんなから少し離れているまお君を見守るような優しい眼差しに、
そっか・・。二人はテニミュでも同じ4代目だし、監督とも3年間映画をやってきたんだっけ・・・。
何も言わなくても理解しあっている。
そんな雰囲気を感じて、羨ましいような、そんな二人が主役で安心したような気がした。
笑わないまお君。
撮影中も、撮影の合間も。
でも、休憩中はさりげなく大ちゃんの隣に並んでほっとしたような表情をみせる。
食事をするときには、大ちゃんと並んで小突き会ったりしながら、意外にもきゃきゃ嬉しそうに笑いながら豪快にごはんをほお張る。
・・・なんか、ギャップがあって面白い。
笑わないあゆむが、おじいちゃんを亡くさずに育ったらこんな感じだったのかなあ??
なんて、楽しそうに笑うまお君を見て思うようになっていた。