「大ちゃんって、何でそんなに色気があるの?」
食事をしながらのいきなりの質問。
「・・・本人に聞いても、わからないでしょ?ソレ。」
「そうなのかなあ・・・・。」
じいいぃっ。と俺を見詰めるまお。
「・・・そんなまじまじ見られたら、食べにくいから。」
「・・・あはっ。ごめんね。ついつい見とれちゃってた。」
今でこそ、まおのじいぃっ。と見詰める視線に慣れたけれど、最初のころはこそばゆかった。
俺の写真集やら、画像の数々を見ながらどうやら研究しているらしい。
ソファに座っているまおの背中は真剣そのものだ。
「・・・ねえ?大ちゃん。やっぱり、指先の動き・・・かなあ?」
「・・・あ。それは、よく言われる。指先の仕草が綺麗。って・・・。」
顔をあげたまおがこちらを振向く。
「うん。だって、シャツはだけて、こんな指先されたら、クラクラしちゃうよねっ。」
「まおも、してみたら・・・?」
「ええ~~。恥ずかしいよ。」
「いいじゃん。そのうち、慣れるって・・・。」
もともと、美人なまおが、セクシィーポーズができるようになれば、鬼に金棒だよな。
「・・・こんな感じ?」
「そうそう。もっと、大胆に胸のほうまで這わせて、指先は広げて、神経を行きとどかせて・・・。」
うんうん。と真剣にレクチャーを受けているまおが、なんだか可愛い。
「セクシィー」を教えているはずなのに、こんなことにまで真剣に取り組むまおが可愛い。
そんなまおを抱きしめたくなって、ぎゅっと腕の中に閉じ込めてキスをした。
「ちょ。大ちゃん、今、ポーズの練習の途中~~。」
「・・・ま、俺のことそれだけ観察してたら、自然に真似できるようになるさ。」
「・・・そっかな・・・。いつか、大ちゃんみたいになれるかな・・・?」
「なれるさ。・・まあ、お前は、お前の魅力があるんだけどな。」
それでも、こんなふうに憧れてくれるのは、嬉しい。
-----------------------------------------------------
同じく。
「大ちゃんってさあ。ダンスするときの腰つきが、すっごく色っぽいよね~~?どうして?」
「・・どうして。って言われても・・・。たくさん練習したから??」
「おれだって、いっぱいしてるよ~~。それに、テニミュの頃から、色っぽかったじゃん。」
うーん・・・。
説明しにくいなあ・・・。
柔軟性とか?
上半身を固定して、腰だけを動かすように意識するとか?
自在に筋肉を操れるように筋トレを欠かさないとか??
テクニック的なことをあげると、色々あるけど・・・。
「なんか真似してるつもりなんだけど、違うんだよね~~。」
「教えてやろうか?」
「・・・えっ。いいのっ!?」
キラキラっ。と笑顔がこぼれる。
狭いリビングで、
「ここがこうきて・・・こう。関節は、ぎりぎりまで動かさない。顔は正面を常に向いて、メリハリ良く。視線はむしろ斜め下方に落としたほうが色気がでるかな。」
「んん~~??これが、こうで・・・。」
真剣に俺の言うことを聞いて、自分の中で消化しようとしているまお。
・・・ぷっ。
あまりにも真剣に考えすぎて、動きがぎこちない。
「あまりこうしなきゃ。とか、振り付けがどう。とか考えすぎずに、体全体で楽しんだらいいと思うぞ?
色気ださなきゃ。とか思ってでるもんでもないし。」
「ううっ・・・。そうかなあ・・・。」
「楽しむことが、一番だろ?ダンスって。」
「そうかもしれないけど・・・。大ちゃんみたいに踊れるようになりたいな・・・。」
しゅん。とうなだれるまお。
・・・かわいい。俺のダンスなんて、まだまだなのに、こんなにも憧れてくれるなんて。
なんか、まお専門の家庭教師みたいだぞ。
俺。
いつまでも、憧れてもらえる存在になれるよう、がんばんなきゃな~~。
食事をしながらのいきなりの質問。
「・・・本人に聞いても、わからないでしょ?ソレ。」
「そうなのかなあ・・・・。」
じいいぃっ。と俺を見詰めるまお。
「・・・そんなまじまじ見られたら、食べにくいから。」
「・・・あはっ。ごめんね。ついつい見とれちゃってた。」
今でこそ、まおのじいぃっ。と見詰める視線に慣れたけれど、最初のころはこそばゆかった。
俺の写真集やら、画像の数々を見ながらどうやら研究しているらしい。
ソファに座っているまおの背中は真剣そのものだ。
「・・・ねえ?大ちゃん。やっぱり、指先の動き・・・かなあ?」
「・・・あ。それは、よく言われる。指先の仕草が綺麗。って・・・。」
顔をあげたまおがこちらを振向く。
「うん。だって、シャツはだけて、こんな指先されたら、クラクラしちゃうよねっ。」
「まおも、してみたら・・・?」
「ええ~~。恥ずかしいよ。」
「いいじゃん。そのうち、慣れるって・・・。」
もともと、美人なまおが、セクシィーポーズができるようになれば、鬼に金棒だよな。
「・・・こんな感じ?」
「そうそう。もっと、大胆に胸のほうまで這わせて、指先は広げて、神経を行きとどかせて・・・。」
うんうん。と真剣にレクチャーを受けているまおが、なんだか可愛い。
「セクシィー」を教えているはずなのに、こんなことにまで真剣に取り組むまおが可愛い。
そんなまおを抱きしめたくなって、ぎゅっと腕の中に閉じ込めてキスをした。
「ちょ。大ちゃん、今、ポーズの練習の途中~~。」
「・・・ま、俺のことそれだけ観察してたら、自然に真似できるようになるさ。」
「・・・そっかな・・・。いつか、大ちゃんみたいになれるかな・・・?」
「なれるさ。・・まあ、お前は、お前の魅力があるんだけどな。」
それでも、こんなふうに憧れてくれるのは、嬉しい。
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同じく。
「大ちゃんってさあ。ダンスするときの腰つきが、すっごく色っぽいよね~~?どうして?」
「・・どうして。って言われても・・・。たくさん練習したから??」
「おれだって、いっぱいしてるよ~~。それに、テニミュの頃から、色っぽかったじゃん。」
うーん・・・。
説明しにくいなあ・・・。
柔軟性とか?
上半身を固定して、腰だけを動かすように意識するとか?
自在に筋肉を操れるように筋トレを欠かさないとか??
テクニック的なことをあげると、色々あるけど・・・。
「なんか真似してるつもりなんだけど、違うんだよね~~。」
「教えてやろうか?」
「・・・えっ。いいのっ!?」
キラキラっ。と笑顔がこぼれる。
狭いリビングで、
「ここがこうきて・・・こう。関節は、ぎりぎりまで動かさない。顔は正面を常に向いて、メリハリ良く。視線はむしろ斜め下方に落としたほうが色気がでるかな。」
「んん~~??これが、こうで・・・。」
真剣に俺の言うことを聞いて、自分の中で消化しようとしているまお。
・・・ぷっ。
あまりにも真剣に考えすぎて、動きがぎこちない。
「あまりこうしなきゃ。とか、振り付けがどう。とか考えすぎずに、体全体で楽しんだらいいと思うぞ?
色気ださなきゃ。とか思ってでるもんでもないし。」
「ううっ・・・。そうかなあ・・・。」
「楽しむことが、一番だろ?ダンスって。」
「そうかもしれないけど・・・。大ちゃんみたいに踊れるようになりたいな・・・。」
しゅん。とうなだれるまお。
・・・かわいい。俺のダンスなんて、まだまだなのに、こんなにも憧れてくれるなんて。
なんか、まお専門の家庭教師みたいだぞ。
俺。
いつまでも、憧れてもらえる存在になれるよう、がんばんなきゃな~~。