「ねえねえ。星蘭ちゃんかわいいでしょ~~?」
テコンドーの舞台挨拶を終えたまおが、共演者の女の子のシャメを見せてくれる。
「これぐらいの年頃の女の子って、ほんっとかわいいよね~~。あんまりにも可愛いから、ぎゅって抱きしめさせてもらっちゃった。」
ハイテンションで、一人で盛り上がるまお。
「それでねえ。バレンタインのチョコまでもらっちゃったよ~~。」
ほらっ。と自慢げに??星蘭ちゃんとやらにもらったというチョコをみせてくれる。
「・・・何?お前、ロリだったの?」
我ながら大人げないなあ。と思うけれど。
あまりにもまおが嬉しそうなので、ついつい意地悪を言ってしまう。
こんな子どもに嫉妬しても仕方ないのに。
「なーんで、そういうこと言うかなあ?純粋に、かわいいでしょ?ほらっ。」
「・・・ああ。確かに、な。」
ずいいっと画面を目の前に押しやってくる。
・・・そりゃあ、可愛くないわけがない。外見は。
オーディションを勝ち抜いた子役なのだから。
だけど、俺にとってはしゃべったこともない子だから、愛らしさ、みたいなものが伝わってこない。
「いいなあ。星蘭ちゃんみたいな妹がいたら、毎日可愛くって仕方がないんだろうなあ。
俺、男兄弟しかいないからわかんないけど。」
「・・・うーん。俺はねえちゃんいるけど、結構小さいころは可愛がられてたとゆーか、おもちゃにされてたとゆーか・・・。着せ替え人形みたいに女装させられたり、ままごとの赤ちゃん役させたれたり・・・。」
「・・・大ちゃんの女装っ!?赤ちゃんっ!?」
まおが、ゲラゲラとお腹を抱えて笑う。
「・・そりゃあ、俺だって子どものころがあったからな。」
「・・・そりゃあ、そうだけど~。なんか、今からは想像できないっ。」
「お前、どんな子ども想像してたわけ?子どものころから大人の色気ぷんぷんで・・とかっておかしいだろ?」
「んん~~?でも、それに近いかも。スマートで、ストイックで・・・。」
若干うっとり気味に、まおがつぶやく。
「・・・俺、子どものころにお前と知り合ってなくてよかったかも。きっと興味すらもってもらえなかったんじゃないかな。」
「え~?そんなことないよ。可愛い大ちゃんも好きだもん。」
まおが、きゅっと俺の首に抱きついてくる。
「それにおれ、ちっちゃいこみんな好き。」
「・・・親戚の子が遊びに来たときも、かわいい。かわいい。って連発してたもんな。」
こんな嬉しそうなまおを見るたびに、聞かずにはいられない愚問。
「・・・なあ。まお。子ども欲しい・・・?」
「ん~~。いたら可愛いだろうねっ。」
連れが結婚した。子どもができた。と聞くたびに、羨ましくはないが、自分たちの関係を振り返らずにはいられない。
まおは、まだまだ家庭を持つ、という実感が沸かないのだろうか。
愚問だと自覚しつつも真剣に聞いてしまう俺の質問を、さらり。とかわす。
「・・・なあ。まお。このままずうっと二人で年老いて、自分の子どもいなくても寂しくないか?」
言葉の意味の重さに気がついたまおが、じっと沈黙する。
「・・・そんな未来のこと、わかんないよ・・・。」
ぽつり。と返される返事。
俺たちが付き合いだしたのは、まおが19歳というまだまだ子どもで今のことしか考えられない年代で。
何度もプロポーズするたびに、後悔していない。と言ってくれるけれど。
22歳というまだまだリアルに未来を捉えきれないまおの年齢を考えると、何度でも確認せずにはいられない。
・・・俺は、お前の幸せを奪っていないか?と。
「・・・でも・・・。大ちゃんと一緒にいたいと思う。死ぬまで一緒に生きて生きたいと思うよ?」
「そっか・・・。」
まおの両手が、俺の両手を包み込む。
「・・・それに、大ちゃんが新しい家族、になってくれてるでしょ・・・?・・・それでけで、今は十分だよ・・。」
ふわ。とやわらかくまおが微笑む。
「子どもは、好きだし可愛いと思うけど。・・・意外と育てるとなるとまたベツかもしれないしね~~。
反抗するわ、兄弟喧嘩するは。で年頃の頃は大変だったんだから。ってお母さんには、よく言われる。」
あははっ。と明るく笑ってくれる。
「22歳の浜尾京介は、いくら考えても、大ちゃんの側にいる人生以外考えられません。」
きっぱり。と言い切って、頬にちゅ。とキスをくれる。
「・・・お前~~。それ、もんのすごい殺し文句。」
「・・・あ。落ちた?」
いたずらっぽくまおが笑う。
「落ちた。落ちた。もう、深海1000mまで落ちたっ。」
「あははっ。それは、言いすぎでしょう。」
俺の不安を軽くするために、わざとこうやってふざけてくれているのか。
本当に、まだ未来への実感がないのかは、わからないが。
少なくとも、今、この瞬間は最高に幸せだよな。
俺が家族になっても、いいんだよな・・・?
お前のはーと。の側にいさせてくれ。
まお。
----------------------------------
今更、降って沸いてきたまおブログの「はーと。」の記事からのお話。
あまりにも、星蘭ちゃんがかわいい。って連呼していたので~。
あと、10日ほどでこのブログも見れなくなっちゃうのか~~。と思うと少し寂しい気もしますが。
今のところ、まだまだ大まおさん妄想は尽きません(笑)
テコンドーの舞台挨拶を終えたまおが、共演者の女の子のシャメを見せてくれる。
「これぐらいの年頃の女の子って、ほんっとかわいいよね~~。あんまりにも可愛いから、ぎゅって抱きしめさせてもらっちゃった。」
ハイテンションで、一人で盛り上がるまお。
「それでねえ。バレンタインのチョコまでもらっちゃったよ~~。」
ほらっ。と自慢げに??星蘭ちゃんとやらにもらったというチョコをみせてくれる。
「・・・何?お前、ロリだったの?」
我ながら大人げないなあ。と思うけれど。
あまりにもまおが嬉しそうなので、ついつい意地悪を言ってしまう。
こんな子どもに嫉妬しても仕方ないのに。
「なーんで、そういうこと言うかなあ?純粋に、かわいいでしょ?ほらっ。」
「・・・ああ。確かに、な。」
ずいいっと画面を目の前に押しやってくる。
・・・そりゃあ、可愛くないわけがない。外見は。
オーディションを勝ち抜いた子役なのだから。
だけど、俺にとってはしゃべったこともない子だから、愛らしさ、みたいなものが伝わってこない。
「いいなあ。星蘭ちゃんみたいな妹がいたら、毎日可愛くって仕方がないんだろうなあ。
俺、男兄弟しかいないからわかんないけど。」
「・・・うーん。俺はねえちゃんいるけど、結構小さいころは可愛がられてたとゆーか、おもちゃにされてたとゆーか・・・。着せ替え人形みたいに女装させられたり、ままごとの赤ちゃん役させたれたり・・・。」
「・・・大ちゃんの女装っ!?赤ちゃんっ!?」
まおが、ゲラゲラとお腹を抱えて笑う。
「・・そりゃあ、俺だって子どものころがあったからな。」
「・・・そりゃあ、そうだけど~。なんか、今からは想像できないっ。」
「お前、どんな子ども想像してたわけ?子どものころから大人の色気ぷんぷんで・・とかっておかしいだろ?」
「んん~~?でも、それに近いかも。スマートで、ストイックで・・・。」
若干うっとり気味に、まおがつぶやく。
「・・・俺、子どものころにお前と知り合ってなくてよかったかも。きっと興味すらもってもらえなかったんじゃないかな。」
「え~?そんなことないよ。可愛い大ちゃんも好きだもん。」
まおが、きゅっと俺の首に抱きついてくる。
「それにおれ、ちっちゃいこみんな好き。」
「・・・親戚の子が遊びに来たときも、かわいい。かわいい。って連発してたもんな。」
こんな嬉しそうなまおを見るたびに、聞かずにはいられない愚問。
「・・・なあ。まお。子ども欲しい・・・?」
「ん~~。いたら可愛いだろうねっ。」
連れが結婚した。子どもができた。と聞くたびに、羨ましくはないが、自分たちの関係を振り返らずにはいられない。
まおは、まだまだ家庭を持つ、という実感が沸かないのだろうか。
愚問だと自覚しつつも真剣に聞いてしまう俺の質問を、さらり。とかわす。
「・・・なあ。まお。このままずうっと二人で年老いて、自分の子どもいなくても寂しくないか?」
言葉の意味の重さに気がついたまおが、じっと沈黙する。
「・・・そんな未来のこと、わかんないよ・・・。」
ぽつり。と返される返事。
俺たちが付き合いだしたのは、まおが19歳というまだまだ子どもで今のことしか考えられない年代で。
何度もプロポーズするたびに、後悔していない。と言ってくれるけれど。
22歳というまだまだリアルに未来を捉えきれないまおの年齢を考えると、何度でも確認せずにはいられない。
・・・俺は、お前の幸せを奪っていないか?と。
「・・・でも・・・。大ちゃんと一緒にいたいと思う。死ぬまで一緒に生きて生きたいと思うよ?」
「そっか・・・。」
まおの両手が、俺の両手を包み込む。
「・・・それに、大ちゃんが新しい家族、になってくれてるでしょ・・・?・・・それでけで、今は十分だよ・・。」
ふわ。とやわらかくまおが微笑む。
「子どもは、好きだし可愛いと思うけど。・・・意外と育てるとなるとまたベツかもしれないしね~~。
反抗するわ、兄弟喧嘩するは。で年頃の頃は大変だったんだから。ってお母さんには、よく言われる。」
あははっ。と明るく笑ってくれる。
「22歳の浜尾京介は、いくら考えても、大ちゃんの側にいる人生以外考えられません。」
きっぱり。と言い切って、頬にちゅ。とキスをくれる。
「・・・お前~~。それ、もんのすごい殺し文句。」
「・・・あ。落ちた?」
いたずらっぽくまおが笑う。
「落ちた。落ちた。もう、深海1000mまで落ちたっ。」
「あははっ。それは、言いすぎでしょう。」
俺の不安を軽くするために、わざとこうやってふざけてくれているのか。
本当に、まだ未来への実感がないのかは、わからないが。
少なくとも、今、この瞬間は最高に幸せだよな。
俺が家族になっても、いいんだよな・・・?
お前のはーと。の側にいさせてくれ。
まお。
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今更、降って沸いてきたまおブログの「はーと。」の記事からのお話。
あまりにも、星蘭ちゃんがかわいい。って連呼していたので~。
あと、10日ほどでこのブログも見れなくなっちゃうのか~~。と思うと少し寂しい気もしますが。
今のところ、まだまだ大まおさん妄想は尽きません(笑)