貴方と出会って変わったこと。
そんなの数えればキリがないけど。

苦手だった冬が好きになった。

冬は一日が短く感じる。
いつまでも目が覚めないし、起きたら起きたで寒くてなかなかエンジンかからないし。
やっと活動を開始したと思ったら、あっと言う間に真暗になっちゃうし。
大好きなサーフィンもできないし。
街を歩いていても、殺風景な枯れ枝ばっかりだし。

何より、体脂肪2%のおれには冬の寒さは骨身に沁みて、辛かった。
風邪を引いて仕事に穴をあけちゃうんじゃないかって、ありとあらゆるぽかぽかアイテムを試していた。

なんだか、冬って損している気分になるんだよね。


でも、大ちゃんと出会ってからだんだんと冬が好きになった。

春の訪れと共に、夜明けがだんだんと早くなる。
窓から差し込むオレンジ色の光に誘われて、目覚めるとまだ6時だったりする。

もう一眠りできるなあ。
なんて大ちゃんの腕の中にすっぽり収まってみるけど、なんだか目が冴えてしまう。

もちろんいつもそんなおれに気がついて、
「目が覚めたんだ?おはよ。」
なんてぎゅっと抱きしめてくれるんだけど。

なんだか冬が終ると反対に損した気分になる。

今までならあと一時間は、大ちゃんの腕の中で幸せな夢をみていたのになあ。


夜眠りにつくときもそう。

「まお。寒くないか?もっとこっちおいで?」
なんて、ぎゅううって抱きしめてくれて、身体が温まるまで背中や肩を撫でていてくれる。

夜中に何だか気配を感じて目を覚ませば、ずり落ちてしまった布団を肩まで掛けてくれている大ちゃんの胸が目の前にあったりする。

ちょっぴり意地悪したいときは、わざと脚を絡ませて、
「うわっ。お前冷たいんだよ~~。」
なんて、おれの冷たい足先にびっくりして逃げる大ちゃんを追いかける。
「あっためてよお。愛してるんでしょ?」
なんて、おねだりすれば、
「俺はカイロか湯たんぽかっ!?」
なんて反論しながらも、結局腕の中に包んで温めてくれる。


殺風景な枯れ枝だって、大ちゃんと一緒に歩けば安らかな眠りにつく木々の休息に思えてくる。
夜には、キラキラと輝く宝石を身にまとってお洒落を楽しんでいるようにも見える。

ケーキだって、チョコだって、アイスだって。
夏に食べるより、大ちゃんと一緒にコタツにもぐりこんで食べるほうが何倍も美味しいし。

抱き合うときのぬくもりの幸せ度だって、冬のほうが大きい気がする。


今年で、何度目の冬を一緒に過ごしたのかな??

閉じゆく冬に別れを告げ、春を迎える。

たくさんの思い出と共に、また去年より冬がちょっぴり好きになった。


さて。

今度はどんな春にしようかな??


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季節限定~~。になっちゃったWW
ので、サブタイトルで~冬~にしてみました。

冬の嫌いな私が、一所懸命冬のいいところを探してみましたWW
個人的には、朝焼けが見れるううう。と、テンションUP気味です。