共演したのも、なにかの縁だから。ってことで二人と連絡先を交換し合って。

何度か3人でごはんを食べにいったりした。


「まお。サラダ食べる?」
「あ。うん。ほしい。」

「・・・あ。琢磨は?」
「後からにするよ。」

まめまめしく世話をやいてくれる大ちゃんをみていて思ったこと。
-----大ちゃんって、意外と??尽くすタイプ!!!

まおも、気をつかって料理を取り分けたりしよう。とする仕草を時々みせるのだけれど、それよりも大ちゃんの気配り、のほうが勝ってしまって
「じゃあ。甘えておこう。」
みたいなまおのオーラを感じる。

大ちゃんの隣にちょこんと座って、なされるがままに甘えている。
アルコールがまわってきて、ほんのり頬がピンク色に染まってくると大ちゃんの肩に両手を乗せて
「あっついよお。」
とか、言ったりしている。

あああ。もう、見ているこっちが恥ずかしいよ。

「いつもこんな感じなの?」
「・・・そうそう。こいつ甘えただからなあ。」

まおの頭をなでなでしながら、でれでれ、と言わんばかりの幸せ100%な笑顔でまおをみつめている。

「ふーん・・・。大ちゃんって、本当にまお君のこと、好きなんだね。」
「・・・どういう意味で??・・・や、好きだけど。」

ちょっと探りをいれてくうような大ちゃんの視線。
でも、お前なら大丈夫だよな?という期待のこもった・・・。

「いいよ。もう、わかってるから。隠さなくても。つきあってるんでしょ?」
「・・・バレてた?」

「バレるも何も・・・。アピールしてるのかと思ってた!!」

ふっ。と大ちゃんの表情が和らぐ。

「共通の友人が、理解してくれてるとほんと心強いんだよな。・・・まお?」

じっと黙って俺たちの会話を聞いていたのかと思えば・・・。
そうそう。もう23時になっていた。
まお君、眠たかったんだね・・・・。

コテン。と大ちゃんの肩に頭を載せてうとうとしてしまっていた。

ふふ。大ちゃんに頭なでなでされて気持ちよかったんだ・・・・。


なんか、いいなあ。

このカップル。