おれのだんなさんは、スマートでカッコイイ。
いつもさりげなくエスコートしてくれて、タクシーに乗れば手を引いてくれ、電車に乗ってぐらり、とすれば腰を抱いてくれ、レストランに入って悩んでいれば、ぱぱっと適当に今の気分に合わせてチョイスしてくれる。
連れて行ってくれるお店だって、洒落ててオトナの落ち着いた雰囲気のお店でグラスワインを傾けるような場所が多い。
それはそれで、とっても嬉しい。
ちょっとした優越感さえ感じる。
どうだ。大ちゃんのトクベツな存在なんだぞおおお。ってみんなに自慢したくなる。
でもでもっ!!!!
やっぱり、22歳のおれは時々無性にマックが食べたくなるんだああああ。
部活帰りに仲間とわいわいしながら食べたマックの味はやみつきになる。
「今日はメシ、どうする?飲み系?和食?イタリアン??」
「・・・マックがいい。」
「え~~?また?」
「また、じゃないもん、一ヶ月ぶりだもんっ!!」
いかにもデザイナーズモノです。みたいな斜めにファスナーの入ったカッコイイコートをスマートに着こなし、存在感ハンパないサングラスでキメて、いい匂いをぷんぷんさせて、ちょっと隣に並ぶのが気がひけるぐらい完璧な男前、なのに。
「もう。しょうがないなあ。ちゃんと家帰ってからもメシ食べるんだぞ。」
「んふふ。大ちゃん、大好きだよおお。」
って、コートの上から腕をするり、と絡めてちょっとだけ腕を組み大ちゃんにだけ聞こえるようにささやく。
「じゃあ、決定!!ね?」
さりげなく腕をほどいて先に歩き出す大ちゃん。
うんうん。わかってるよお。
お外ではいちゃいちゃ禁止、だもんね。
でも、大ちゃんの背中が「まお、ついてきてるか?」って気にしてくれてるのがわかる。
マックに入って、1mほど離れて歩く大ちゃんの背中から聞こえてきた言葉。
「このセットと、このセットください。あ。クーポン使います。」
さらっとカッコヨクスマホをポケットから取り出すのだけれども!!!
あのキメキメの外見で、隙のない優雅な身のこなしで・・・!!!
でてきた言葉が「クーポン使います。」だってええええ。
ぷぷぷぷぷ。くくくくく。
駄目だ。ツボに入った・・・WWW
「まお。飲み物何にする?」
「・・・な、んでもいいっ・・・。」
「じゃあ、ペプシ二つで。」
相変わらず低いいい声で注文している大ちゃんが、更におかしくてこれ以上側にいると大爆笑してしまいそうなので、席を取るふりで先にテーブルにつく。
「・・・・何、まお泣いてるの??」
「だって・・・。ぷぷぷぷ。」
心の中で笑い転げすぎて、でも我慢しすぎて目尻に浮かんだおれの涙をみて、トレイを持ってきた大ちゃんが??マークを飛ばす。
「大ちゃんってさあ。・・・実は天然?」
「なんだとっ。天然のお前に言われたくないわ。」
「だって、そんなキッレキメで完璧なのに、クーポン使うなんて庶民はなんだねえ。」
「お前がダウンロードしたんだろうが。同じモノ食べるのに使わなきゃ勿体ないだろ?」
「そりゃそうだけどっ!!」
きゃはははは。と笑い転げるおれをみて、若干落ち込み気味な大ちゃんがサングラスをコトン。とテーブルに置く。
「・・・庶民派な俺は、嫌いか?」
「ううんっ。全然っ!!そんなにカッコイイのに、飾らないところが大好きだよっ。」
「そっか。そんなまおが俺も好きだよ。」
ほっと安心したような表情を見せる大ちゃん。
ああ。こんなにカッコヨクて完璧なのに、おれに嫌われるんじゃないか?なんて不安になってるところも全部ひっくるめて。
愛してるよ。
大ちゃん。
------------------------------------
マック第二弾~~。
イベでいただいたコメから生まれた萌えたちをヒトツずつお話にしていこうと思います。
今日は、ちょっと泣き過ぎでまぶた重たいので、軽いお話~~。
いつもさりげなくエスコートしてくれて、タクシーに乗れば手を引いてくれ、電車に乗ってぐらり、とすれば腰を抱いてくれ、レストランに入って悩んでいれば、ぱぱっと適当に今の気分に合わせてチョイスしてくれる。
連れて行ってくれるお店だって、洒落ててオトナの落ち着いた雰囲気のお店でグラスワインを傾けるような場所が多い。
それはそれで、とっても嬉しい。
ちょっとした優越感さえ感じる。
どうだ。大ちゃんのトクベツな存在なんだぞおおお。ってみんなに自慢したくなる。
でもでもっ!!!!
やっぱり、22歳のおれは時々無性にマックが食べたくなるんだああああ。
部活帰りに仲間とわいわいしながら食べたマックの味はやみつきになる。
「今日はメシ、どうする?飲み系?和食?イタリアン??」
「・・・マックがいい。」
「え~~?また?」
「また、じゃないもん、一ヶ月ぶりだもんっ!!」
いかにもデザイナーズモノです。みたいな斜めにファスナーの入ったカッコイイコートをスマートに着こなし、存在感ハンパないサングラスでキメて、いい匂いをぷんぷんさせて、ちょっと隣に並ぶのが気がひけるぐらい完璧な男前、なのに。
「もう。しょうがないなあ。ちゃんと家帰ってからもメシ食べるんだぞ。」
「んふふ。大ちゃん、大好きだよおお。」
って、コートの上から腕をするり、と絡めてちょっとだけ腕を組み大ちゃんにだけ聞こえるようにささやく。
「じゃあ、決定!!ね?」
さりげなく腕をほどいて先に歩き出す大ちゃん。
うんうん。わかってるよお。
お外ではいちゃいちゃ禁止、だもんね。
でも、大ちゃんの背中が「まお、ついてきてるか?」って気にしてくれてるのがわかる。
マックに入って、1mほど離れて歩く大ちゃんの背中から聞こえてきた言葉。
「このセットと、このセットください。あ。クーポン使います。」
さらっとカッコヨクスマホをポケットから取り出すのだけれども!!!
あのキメキメの外見で、隙のない優雅な身のこなしで・・・!!!
でてきた言葉が「クーポン使います。」だってええええ。
ぷぷぷぷぷ。くくくくく。
駄目だ。ツボに入った・・・WWW
「まお。飲み物何にする?」
「・・・な、んでもいいっ・・・。」
「じゃあ、ペプシ二つで。」
相変わらず低いいい声で注文している大ちゃんが、更におかしくてこれ以上側にいると大爆笑してしまいそうなので、席を取るふりで先にテーブルにつく。
「・・・・何、まお泣いてるの??」
「だって・・・。ぷぷぷぷ。」
心の中で笑い転げすぎて、でも我慢しすぎて目尻に浮かんだおれの涙をみて、トレイを持ってきた大ちゃんが??マークを飛ばす。
「大ちゃんってさあ。・・・実は天然?」
「なんだとっ。天然のお前に言われたくないわ。」
「だって、そんなキッレキメで完璧なのに、クーポン使うなんて庶民はなんだねえ。」
「お前がダウンロードしたんだろうが。同じモノ食べるのに使わなきゃ勿体ないだろ?」
「そりゃそうだけどっ!!」
きゃはははは。と笑い転げるおれをみて、若干落ち込み気味な大ちゃんがサングラスをコトン。とテーブルに置く。
「・・・庶民派な俺は、嫌いか?」
「ううんっ。全然っ!!そんなにカッコイイのに、飾らないところが大好きだよっ。」
「そっか。そんなまおが俺も好きだよ。」
ほっと安心したような表情を見せる大ちゃん。
ああ。こんなにカッコヨクて完璧なのに、おれに嫌われるんじゃないか?なんて不安になってるところも全部ひっくるめて。
愛してるよ。
大ちゃん。
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マック第二弾~~。
イベでいただいたコメから生まれた萌えたちをヒトツずつお話にしていこうと思います。
今日は、ちょっと泣き過ぎでまぶた重たいので、軽いお話~~。